シーズン初滑り

コロナウィルス感染の広がりは先シーズン後半とほぼ同じ状況、いや感染者の広がりという点ではむしろ悪くなっていて、一方で9ヶ月前よりもわかってきたこともある状況、といった方が正確だろうか。

都会で戦々恐々とするのも一つのやり方だが、スキーはゲレンデであってもある程度ソーシャルディスタンシングを保てるし、飲食時の状況について意識していれば都会で出歩くよりも安全かもしれない。何よりも昨シーズンと違って、一気にドカンと雪が降った。大雪による事故も見られたが、クリスマス寒波以前の降雪で滑れるようになったことはスキーヤーにとっては嬉しいことだ。

人との接触が少ない平日を狙って、21日午後に塩原のエーデルワイススキーリゾート、22日は南会津まで脚を伸ばしてたかつえスキー場で滑った。T4を購入して中古板のKEI-SKIのCYCHOを履き、細板&革靴オンリーからバリエーションを増やした吐月工房氏も同行してくれた。宿泊は私は別宅、吐月工房氏は車中泊。移動はそれぞれの車、ゲレンデでの昼食はコンビニで買い求めたおにぎりなどで済ませ、リフトもクワッドであれば端と端に座るが、ペアリフトではそれぞれ一人ずつ搬器に乗った。

エーデルワイスはハンターマウンテンの少し上にある小さな人工雪スキー場だが、駐車場は週末でも無料、リフト券は安い。ただしセンターハウスやリフトのスピードは昭和である。半日券が平日55歳以上シニア3200円。リフトは2本のみ動いていて、うち1本はファミリー用緩斜面で客が乗っているように見えない。したがって第一クワッドとそこから下る2コースを交互に滑るコマネズミ式滑走になる。コース脇には非常に軽い天然雪が10cmほど積もっていて、突っ込んでも雪が軽くて気持ちがいい。高原山中腹から山頂部にかけては終日雪が降っていたようだ。
img_2533エーデルワイススキー場のリフト降り場近くにて

平日午後では客も数十人で、15時には完全にプライベートゲレンデと化した。15時20分にラストの滑りをして駐車場に戻る。案の定、我々の車だけしか駐車場には停っていなかった。雪道となった日塩もみじラインを慎重に下った。日塩もみじラインはこの12月から無料化したそうだ。昨年までは帰りにゲートで620円支払わなければならず、スキー場利用してさらに有料道路代というのが気に入らなかったが、今シーズンから半日練習に行くにはとても行きやすくなった。
別宅に戻ってコンビニの冷凍お総菜で夕食にし、こたつでぬくぬくと夜を過ごした。

翌日、天然雪を求めてたかつえスキー場に向かった。マイゲレンデの高畑スキー場は土日急きょプレオープンしたのだが、本来は26日オープンであり、この平日は営業していない。よってたかつえとなる。
塩原温泉手前から道路脇に雪が見えるが、尾頭トンネルを抜けると本格的に白くなってきた。例年、12月半ばにここまで雪があることはない。国道352で中山トンネルを越えると路肩の積雪量は1mほどとなり、本格的な雪国と化した。
たかつえスキー場の駐車場は昭和感の残るアストリアロッジ側と近代的なスキーセンタースペーシアの2ヶ所ある。勘違いして後者の方へいってしまい、駐車場に全く車がないことに戸惑う。ようやく勘違いに気づいてアストリアロッジ方面へ向かい、支度して10時にゲレンデに立った。ここは部分オープンで一日券3800円(シニア60歳以上で3000円)だった。天然雪でこの値段なら言うことはない。稼働しているリフトは3本のみだが、コースレイアウトが縦長なのでかなり長く滑れる。日が当たる部分は締まり雪になってきた。樹上からの落雪もあり、気温が高めだ。午後は雪面も荒れてきて体も疲れてきたので、混んでいる最上部ではなく2本目のリフトに沿ったコースで滑る。しかしこれも大して長続きせず、14時30分に終了。初滑りだからいいのだ。

IMG_2536駐車場から三岩岳・大戸沢岳方面

帰路は路上の雪もかなり消えて走りやすかった。吐月工房氏と道の駅「湯の香しおばら」で別れ、汚れた車を水洗いで洗車してから、近所の温泉に寄ってからコンビニ惣菜で夕食。東京へいったん戻るのは翌日午前中とした。

今回の
滑りの動画は以下(約1分)。

年末年始、例年のように宿泊して妙高や志賀高原というのはリスクが高く、止めておこうと思っているが、別宅から日帰り圏内(那須・塩原、南会津、磐梯・裏磐梯あたりまで)なら昼食持参で安全に遊べるのではないだろうか・・都県境を跨ぐ移動自粛、なんてことになると行きにくくなるが、もうそれぞれのしっかりした判断に基づく行動を他人がとやかく言う時期は過ぎたと思いたい。