山猫アウトドア備忘録

最近は一人寂しく外で遊ぶ男の備忘録です

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なすぱで久しぶりの家族スキー

次男の高校受験が終わったので、急に思い立って家族3人でゲレンデスキーに出かけた。
女房が望むような、長男を含めての家族スキーはまだ先の話か?

子供たちが小さかったころは盛んに全員で出かけていたものだが、ここ数年はそんなこともなくなってしまった。ゲレンデスキーですら本当に久しぶりなので、まず持ち物の多さにクラクラする。スキー板やブーツは私のものを貸すしかない。

ゲレンデは第一候補をナスパとした。スキー専用ゲレンデの方がしばらくぶりにスキーをする女房と次男にとっては気持ちが楽だし、混み方もほどほどだろう。ありがたいことに一日中雪の予報だから、標高が低いナスパでも雪質はまあまあ良かろう。

ということで、日曜日の朝出かける。前橋インター近辺で若干の渋滞があったが、9時ころ現着。14時過ぎまで小さなスキー場でコマネズミのようにクルクル同じリフトを使っては滑る(いい加減に飽きる)。アイスバーンの上に新雪が乗っている状況で、決して楽しいスキーではないし、フードのないリフト上は風雪で激しく寒い。

まだ雪が激しく降る中で、温泉のリクエストが強まってきたので終了し、国道17号をかぐら方面に走って街道の湯に立ち寄る。すでに関越は渋滞始まっている。そのまま三国峠を越えて、群馬県の県道36号線、35号線、76号線を使って上武国道に出、国道354で館林まで逃げて、東北道に乗る。ラジオでは関越の渋滞が断続的に30km越えだとか50km近くだとか言っている。先週も凄かったけれど、この日も凄かった。下道は多少時間がかかるが快走できた。到着はほぼ20時30分。
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初めての東谷山

今回は初めての場所、かぐらスキー場と苗場スキー場の間にあって国道17号からアクセスという東谷山(1,554m)へ行ってきた。職場同僚の義兄が主宰のスキーヤーズプレイスのツアーに参加である。お初の場所、お初のメンバーに飛び入り。メンバーはガイド2名のほか、私も含めテレマーク4名(みな私より太板)、スプリットボード1名という計7人。

集合時刻が日曜朝早めなので、土曜日夜に湯沢町へ向かう。いくつか車中泊候補地はあったのだが、どこも現地偵察の結果適さず、最終的にかぐら・みつまたスキー場の田代ステーション前の駐車場にした。土曜日の営業が終わってからの降雪がやや多かったようだ。夜11時ころのの気温はマイナス10度。寒くて寝つきが悪い。しかも、夜明け前から重機の走り回る音に起きてしまい、やや睡眠不足。6時前に起床して、着替え・朝食(コンビニおにぎり)・トイレを済ませ、駐車場が混む前に集合場所にちょっと移動。

皆さんが到着して、いろいろトラブルもあって8時30分ころ登行開始。二居集落からトンネルの上の峠に至り、尾根沿いを登るのかと思いきや、林道と作業道を使って登った。林道なので斜度は緩く、作業道も若干斜度はあるがスムーズに登れる。ただし、先頭のラッセル者は大変だ。南面なので日が昇るにつれ雪が締まってくる上、ひざ下まで潜る。晴天になり、平標、神楽ヶ峰など周囲の山々がきれいに見える。

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休憩を2回入れて、最後に作業道から急な尾根をジグザグに登る。尾根の最後で先頭でラッセルし、緩やかな尾根に出た。ここからは山頂まで200mほど。汗をかいたが気温は低いようで体がすぐに冷えてくる。山頂到着は12時20分。別ルートで登ってきた2パーティくらいが山頂にいた。

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その後も続々とパーティが登ってくる。静かではなくなってくるので、13時近くから滑り始める。最初は急な北西斜面を滑降、雪が軽くていい感じだが、標高は高くない山なのですぐに雪が重く感じられるようになる。斜面が緩くなるときれいなターンもしにくい。後ろ脚が踏めなくて派手な転倒、さらに薮トラップ(穴など)があちこちにあり、久しぶりに片手でおさまらないほどコケた。沢状の地形をボトムまで滑り降り、あとはトレースがしっかりついた林間(トレースに乗るとスピード出すぎ。注意)を滑ると、いきなり国道のヘアピンカーブと廃屋が見える場所に出た。ここから降りることもできそうだが、国道沿いにある橋を渡り、国道の橋を下からくぐって狭い穴をくぐり、さらに国道沿いの雪溜まりを滑って貝掛温泉前に出た。到着14時05分。最後尾を待っている間に、苗場行きの路線バスが通り過ぎていった。

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ひと区間だけ乗る予定のバスはだいたい1時間待ちだが、上り車線に面したバス停が埋もれているので正確な時刻もわからない。リーダーのRyuさんがヒッチハイクして車を回収に行き、バスより少し早く出発地に着いた。ここで解散。

東谷山はアクセスが良くて、今回は晴天ということもあったがルートを間違える危険性も低いと感じた。湯沢近辺では、メジャーな山(神楽ヶ峰近辺・平標・巻機あたり)以外は尾根が狭くて急なところが多いと思っていたが、探せばリフトの機動力に頼らずに登って滑れるところもあるということを認識した。

私は「宿場の湯」で体を暖めて、苗場方向から三国峠を降りた。「スキーこどもの日」だからなのか、降雪後の晴天だったからなのか、それとも苗場でモーグル大会があったからなのか知らないが、国道17号を走っているとストレスを感じるし、関越も激しく渋滞しているということは17号も混むだろうということで、名胡桃から県道36号で渋川に出た。その後、前橋まで南下し、国道50号に乗るが、北関東道を使うと若干遠回り(佐野と栃木の間にジャンクションがある)になるのがイヤで避け、館林まで向かう。館林インターに乗る前に確か洗車場があったよな(塩カルで真っ白なのである)と思いつつ探しあぐね、インターから高速に乗ろうとしたら、「東北道事故渋滞で通過に80分」と出ている。思わず車線を変更してさらに下道を走り続けた。

結局、渋滞箇所より南下したら高速に乗ろうと思ったのだが、渡瀬川を渡り、利根川を越え、埼玉県に入ってしまった。幸手で夕食を食べ、自宅まで30Kmくらいのところで燃料を入れて洗車したら、下道走っても大して変わりはないと思うようになり、結局足立区の千住まで国道4号線で快適に走ってしまった。もうそのまま荒川沿いに南下して、木根川橋を渡れば到着だ。22時、無事到着。
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さらっさらパウダー・黒姫山

平日、たまたまスケジュールが合ったのでインフィールドのツアーに参加。

集合時刻が早めなので、前の晩にいつもの道の駅「しなの」で車中泊。12時02分に到着し、高速代は2,850円だった。到着時は降雪がなかったので安眠できるかと思いきや、寝ている間に15cmほど降ったようで、夜明けとともに重機が動いていて目が覚めてしまった。ウトウトしながら6時台に起床、準備をして、8時過ぎに黒姫高原のスキー場へ。中野君に聞くと、妙高はもっと降ったらしい。黒姫も降り続いているが、さほどでもないようだ。降り続く雪の向こうに太陽が見える。

今日は岐阜からのTさん、長野からのIさんと私の3名が参加。ともにテレマークで参加されており、人数が少ないのでメンバーが憶えられ、大人数の週末ツアーよりも雰囲気がいい。

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手前Tさん、後方Iさん

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まっさらな閉鎖コース

上部のリフトの運行を待って、9時30分ころ登行開始。最初の閉鎖されたコースを脇の樹林を絡めながら登る。少し前に気温が上がっているので、新雪の下にクラスト面がある。崩れなければいいが・・
閉鎖されたコースを登りきるのに1時間ちょっとかかった。かつてコースだったところに生えた木が雪の下になっておらず、閉鎖期間に生長したことがわかる。

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立派なブナの下で休憩

標高1,600mを越えて一本調子のやや急な斜面を登って行くと、少し晴れ間が見えてきた。雪も軽いし、メチャクチャ深いわけでもないし、好条件になってきた。

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明るくなってきた!

2,000mちょいの稜線に登りきったのは12時台後半。山頂も見えるほど視界が良くなった。
ここから長大な黒姫山の東尾根を滑る。

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稜線にて(向こうに見えるのが山頂)

最初は針葉樹の感覚が若干狭い急斜面。下のクラストが引っかかるのできれいなターンはできない。しかし、地形図で登山道の表示があるダケカンバやブナの間隔が広い部分になると、底付きもせず、気持ちよくテレマークターンが決まる。お手付き1回、止まった時のシリモチ1回程度(大転倒なし)で尾根を下りきる。滑走時間は1時間に満たないくらいだ。

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ガイド中野さん
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Tさん
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Iさん

900mくらいから斜度が緩くなって、林間をスキー場方面にトラバース。中野君のガイドは今日もドンピシャで、林間にある小沢のブリッジをピンポイントで発見、通過。全くといっていいほど苦労せずにゲレンデに出た。終了は14時。TさんもIさんも気持ちよくターンされていてうまい方々だったので、1時間で滑り降りてしまった。駐車場に置いたクルマには全く積雪なし。到着したら少し降ってきた。

Iさんとアスティ黒姫のお風呂に立ち寄って冷えた体を暖めて終了。早く山から降りられたので時間に余裕があり、宿を取らず帰宅することにした。長野では晴れていたが、東京に近づくにつれ雨から雪へ。何と黒姫よりも東京の方が降りが激しい。職場に忘れ物をしていたので一瞬職場にエース号で立ち寄って、20時過ぎに帰宅。

今シーズン、今まで雪に恵まれすぎである。
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初漕ぎはいつもの城ヶ島

2月半ばになってようやく初漕ぎである。

8時到着を目指して高速を走っていたら、幸浦あたりで葛飾のU氏のクルマに抜かれた。衣笠インターで降りて一般道を走り始めたら、吐月工房氏とU氏のクルマの後に付くことになり、3台揃って宮川到着。

久しぶりにカサラノを組み立てる。ネジ曲がっているのが途中でわかり、一度テンションを緩めて再度組み直す。ちょっと船体布が縮んでいたが、何とか順調に組み上がった。

やや北風があるが、海況はまだおとなしい方で、城ヶ島を一周する。すましと海岸でゴミ拾いしていたら、西から東へソロカヤッカーが漕ぎ抜けていった。ゴミ拾いを終えて日向ぼっこしながら駄弁っていたらだいぶ潮が引いてきた。再び漕ぎ出す。連休なのに、寒いせいか釣り人も少なく、長津呂崎から灘ヶ崎での向かい風もそれほどではなかったが、パドリングが久しぶりなので慣れない。久しぶりにドライスーツを着てきたが、インナーウェアが汗で濡れ、冷える。

三崎港から宮川までの横断で、U氏飛ばす。どんどん引き離される。やはり年季が違うなあ・・

いつもの入り江の透明度が高いので、浅瀬に沈んだレジ袋をパドルで拾う。レジ袋に砂が入っていると底に沈んで厄介である。拾い始めたら、たまたま漁船で入り江に入ってきた漁師のおじさんに感謝されてしまった。ゴミ拾いはパドリングスキルの向上になる上、吐月工房氏に倣って気になり始めるとついやってしまうのだが、あまり感謝されるとどう対応したらいいものか、困る。

おおかたのゴミを3人ですくい上げて、冷たい水を覚悟してロール。スカリングブレイス、左右のスタンダードロール、右持ち替えロング、ストームロールなど5〜6回まわって終了。岩場でトライアルバイクの練習をしていた人たちに奇異の目で見られてしまった。

片づけ、食事の後、吐月工房氏が持ってきたランドローラーを少し履かせてもらう。アイススケートとはだいぶ勝手が違い、転びそうになった。大きなローラーが靴の前にせり出しているので、クロッシングのカーブがとてもやりにくい。でも面白い体験をさせてもらった。

今日はカメラ忘れて写真はなし。
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吐月工房氏から頂いた写真
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風にくじける、38km

朝9時15分、いつもの荒川CR右岸のトレーニングコースを走り始める。
バリバリの格好をした自転車乗りが多い。ネックウォーマーで耳と鼻から下を覆ってきたのは正解だった。風に押されてスピードが上がる。

清砂大橋を渡って荒川左岸を南下、葛西臨海公園を突っ切ってネズミ帝国近くの国道に入るが、車道は渋滞している。それを尻目に浦安のひなびた風景の中を北上。行きはよいよいで北上するルートでは向かい風でスピードが乗らない。

江戸川CR右岸に出たら、全くスピードが出ない。だんだんイヤになってきて、小岩でだいたい30kmなので休憩。ここまで漕ぎっぱなしだったが、走っている途中サイフを置いてきたことに気づき、何も買えないどころか帝釈天まで走ってお参りする時のお賽銭までない。

背中にいれたチョコレートと水を飲んで、ここから江戸川区を突っ切って帰ることにする。
いつも延々と回り道をして帰ってくるのだが、江戸川区を東西に突っ切ると距離はあまりない。
千葉街道から荒川を渡って(この時も風が強い)、帰宅したら38km。40kmに乗るかと思ったのだが、小岩からわずか8kmしかなかった。乗った時間は1時間30分くらいかな?

最近、自転車に乗る頻度が低いので、この距離でも結構乗った感じがする。昨年秋は70kmくらい乗るのが平気だったのに・・もう少し暖かくなったらちゃんとトレーニングしよう。風には勝てないや。
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パウダー・南地獄谷&妙高杉ノ原

先週に引き続き、インフィールドのツアーに参加。先週は降りすぎでゲレンデ外へ出られなかったが、今回はかなりよさそうだ。とはいえ、土曜日まで降り続いた雪はニュースで伝えられるように処理しきれないほどの量になっている。こんな時に遊ばせていただくのは申し訳ない。

土曜日から日曜日に日付が変わった直後、「道の駅しなの」に到着し、久しぶりの車中泊。後部座席のヒーターをしばらく入れ、窓ガラスを塞ぎ、一番厚手の羽毛シュラフに包まったらエース号の荷室ベッドでバタンキューである。

朝は時間に余裕があったのでのんびりと身支度して、杉ノ原スキー場で待つ。参加者は10名ほどだが、山スキーヤーが多めで、ボーダーも若干名。安曇野市から参加されたDさんご夫妻は、奥様の方と何年かぶりにお会いした。夫婦でツアー参加、うらやましい。

杉ノ原の第三高速リフトが動いたので、標高1,855mまで機械力で上がる。その後は「越後のすべり台」こと三田原山に登るコースだが、降ったばかりの雪が落ち着いていない上、大所帯のツアーなので最短ルートを迂回して1,600mまで下降し、しかるのちに沢を渡って三田原から東南方向に伸びる尾根に登り返した。これで稜線まで標高差700mのハイクアップである。先頭をメンバーで交替しながら登っていくが、先頭でふくらはぎレベルのラッセルすると5分もやると大汗である。
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高妻・乙妻を眺める

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登りで大汗

12時過ぎ、2,300mの外輪山稜線に立つ。シールを剥がして、北側の急斜面にドロップ。かつて雪が降る中を無理押しして滑り込んで、雪崩を誘発したことがある恐ろしい斜面だが、今回は比較的落ち着いていた。ボトムまでの約500mくらいを一人づつ滑るが、雄叫びが自然と出てしまうような爽快感だった。それにしても、山スキーヤーのぶっといロッカースキーやスノーボードのスピードの速いこと。浮力があるとああも違うのか・・

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久しぶりにこの場所から妙高山を見た

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絶叫斜面

しばらく南地獄谷の源頭部を滑り、シールを装着して光善寺池へトラバース気味に登る。雪で埋まった光善寺池でだいたい14時過ぎ。あとは尾根を滑り、天狗堂の小ピークを北側から回り込んだ。ボウル状の斜面はいままでと違ってガスっていて視界が利かない。まとまって滑りながら(10人以上がそれぞれのラインを取るのでコース取りが難しい)、しだいに前山の滝沢尾根にトラバース。ここまでのコース、あとでGPSのトラックデータを見るとドンピシャであった。さすがインフィールドの中野君である。

あとは滝沢尾根を標高1,000mまで滑り、左手の小沢を越えてアカカンのコースへ。何とかスキー場営業時間中にゲレンデ最下部に到着した。いい天気でいい雪質で最高のツアーだった。

この日は杉ノ原の知り合いの民宿に投宿。疲労した筋肉をもみほぐしながらサッカーのオリンピック予選を観戦。日本代表らしさがなく、アウェイ地獄にハマって何とか引き分けるかと思ったのだが・・

翌日、天気は快晴だが、午後からは雲が厚くなり、火曜日にかけて広範囲で雨らしい。午前中勝負ということで杉ノ原スキー場で一人練習。しばらくぶりに杉ノ原スキー場で滑ったが、こんなにリフトが少なかっただろうか?杉ノ原ゾーンは実質ゴンドラのみで最下部のリフトも1本しか動いていない。ゲレンデ上部にはゴンドラに平行するリフトが1本もない。三田原ゾーンも、高速第2と1,855mまで上がる第3リフトしか動いていない。高速第2リフトの下部は杉ノ原ゾーンとの連絡ペアリフトのみ。昔はだだっ広いゲレンデの反対側にはTバーだったかJバーだったかもあったと記憶しているが、既にパークに成り果てている。さすがプリンスというか、無駄でレトロなリフトはすべて撤去している。ただし、平日にも関わらずグルーミングは完璧である。

学生たちが休みなのか、それなりに人は出ているが、さすがに平日はガラガラである。ゴンドラに連続して2回乗ってから三田原ゾーンへ移動し、高速第3、第2を何度か高速で滑ったら疲れてきた。シャルマン火打で教わった基本を思い出しながらひたすら練習した。12時ちょっと前に昼食休憩、その後ゴンドラに1回乗って終了。苗名の湯に立ち寄って13時30分、帰路についた。

走りながら雲が厚くなってくるのがわかり、長野からパラパラ降られる。関越に乗ってからは帰りの洗車が不要なほどの雨が降った。17時帰着。次の連休は家庭の事情があり、出かけないつもり。
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