久しぶりに内房へ

昨年はカヤックで内房を漕いだのは岩井海岸でSUPに乗った時のついでだけだったような気がする。

久しぶりに単独出艇で内房を訪れた。といっても本格的なワンウェイツーリングではなく、保田から浮島を廻って岸ベタで帰ってくる約10kmのショートツーリング。午前中2時間弱で漕いだ。

9時30分から組み立て開始して10時出艇準備完了、10時20分ころ出発。最初は大したことない北西よりの波と風だと思ったが、浮島に近づくにつれて風・波ともに強くなってきた。5mくらいは吹いていただろうか?風波も北西方向から押し寄せてくるので、斜め右後ろから風波を受けることになり、いたって漕ぎにくい。クラトワパドルも2ヶ月ぶりなので、感覚が戻らなくてゆっくりめに回した。

P4130108組み立て開始から準備完了まで30分

浮島の北側が一番風が強く、小さな白波も立ってきた。鋸山に風が遮られる保田とは大違いである。で、浮島の西側に行くと風は断崖に反射するせいかぴたっと止み、波だけが返し波との合成で三角波になっている。しかし、風が止んだので三角波でもパドルのキャッチが格段に良くなり、カサラノのスピードが上がる。このくらいの三角波なら大丈夫。南側でちょっと洞窟を眺めて、帰りはまずロックガーデンの迷路を通過して岸ベタで戻る。やはり勝山近辺が一番風が強いようだ。

P4130111わかりにくいが風がある

P4130113お約束の南側洞窟

P4130116大ボッケ

今日は気温に合わせたウェアリングをしたので、まだ冷たい水の中に入る気はせず、仕上げロールはなし。でも亀ケ崎の透明な水を見たらロールしたくなった。

12時のチャイムを聞いて上陸。まずカサラノを乾かしながら、先日の運河漕ぎから生乾きのままのカフナの船体布を出し、裏返して乾かす。カサラノをバラしていたら、フェザークラフトに関心のある方から声をかけられ、いろいろと説明する。聞けばバタフライカヤックスのカヤックにも関心があるらしい。バタフライカヤックスには乗ったことがないのでまったく説明はできないが、カサラノとカフナのユーザーとしては、こちらに関心を持っていただきたいと思い、ぜひセタスで(横浜から来られているようなので)試乗してみて下さい、と告げておいた。

上のような宣教活動の会話もあったり、完全に乾かす必要もあったので13時を回ってしまった。バンジーコードを買いに鴨川へ行くつもりだったが、都合が合わなくてまたの機会とする。久しぶりに「ばんや」で遅い昼食にしたが、量が多過ぎて午前中の運動量をしのぐカロリーを摂取してしまった。
すぐ後に来た隣の「ワケアリ」風のカップルの女性がいっこうに注文が決まらず、男性に「何にする?」とせっつかれても、まったくオーダーを決めようとしないのが隣にいて大変気になる。そのうち、男性は急かすことも止めて携帯に見入ってしまった。その間、カップルの会話まったく無し。私には注文した品が届き、食べ終わっても女性の決断は下っていなかった(当然、心の中では「食う気あんのか、ねーちゃん」「早く決めろよ」「男も、もう勝手に決めちゃえよ」とつぶやいていた)。

こんなの見ると、平日の「ばんや」に来るカップルがみんなワケアリに見えてしまう。
マンウォッチングを楽しんだ後、素直に高速で帰る。