2023年4〜5月に読んだ本

・藤原 辰史著「給食の歴史 」(岩波新書)
book2023.12
さまざまな社会史のテーマで本を書いている藤原辰史の本。ちょっと取っつきにくくて時間がかかってしまった。

・室橋 裕和著「北関東の異界 エスニック国道354号線 」(新潮社)
book2023.16
新聞で知った本。北関東を走る国道に354号があるが、その道路沿いにエスニックグループが住んでいてユニークなコミュニティが成立しているということだ。時々走ることもあるが、そういった匂いはあまりしていなかっただけに、これから少し意識してみようと思った次第。

・廣末 登著「テキヤの掟 祭りを担った文化、組織、慣習 」(角川新書)
book2023.21
この本も書評で知った。「男はつらいよ」の寅次郎はテキヤだが、各地に根ざしたテキヤ組織があるからこそ、フーテンの寅は旅をしながらタンカ売ができるのだ。だって、寅さんはどこから売り物を仕入れ、売れ残った商売品をトランクに入れて持ち歩いたりはしていない。彼らが暴力団とは異なる組織で、暴対法のおかげで生活が苦しくなっているのは同情に値する。

・伊藤 健次著「分県登山ガイド 北海道の山 」(山と渓谷)
・日下 哉著「北海道 安全な登山」(北海道新聞社)

book2023.19
book2023.20
うーん、北海道で旭岳からトムラウシまでテント縦走したいなあと漠然と思っているのだが、いつになったら果たせるやら。北海道での登山そのものよりも、北海道へのアクセス(ガスカートリッジを持ち運んで、できれば車中泊などしながら行きたい)、登山中のクマとの遭遇対策、登山中のウンコ処理の問題がネックなのだよ・・

・小梅 けいと著「戦争は女の顔をしていない4 」(KADOKAWA)
book2023.17
すでに4巻目。戦争中の悲惨なエピソードは尽きることがない。そしてそれは、現在のロシア・ウクライナ戦争でも繰り返されている。早く悲惨な行為が無くならないだろうか。