ついにスカイツリー634m

ついにスカイツリーが634mに到達した。地震の中でも工事は粛々と進められていたようだ。


たまには縦方向からも

あれから1週間

あの大地震から1週間が経った。

当日、職場で地震に遭う。揺れた瞬間に「東北だな」と思った。数日前から東北の沖合で地震が起こっており、ちょっと前にニュースで東大地震研究所の女性の助教が、予期される大地震とは関係ない、と言っていたので不審に感じていたのだ。学者さんたちの学問上は分け隔てして考察したほうがいい事柄も、自然現象としては同じであり、近くで起こっているのだから、無縁とは断言できないはずである。

職場で広場に若人をかき集めたら400人もいて、そのほとんどと我々職員30名が泊まり込んだ。非常用の食料やエマージェンシーブランケットを倉庫から出して提供したが、間もなく近くのコンビニではカップラーメンなどが払底し、仕出し弁当を頼んでいる米屋さんから炊き出しのおにぎりを購入して職員の空腹を満たした。私は長机の上で毛布を被って寝た。眠りは当然のことながら浅かった。

翌日、電車が復旧し始めたので若人を帰宅させる。我々も交替要員と入れ替わり、帰途につく。たまたま同じ方面の同僚の車に途中まで乗せてもらい、錦糸町駅までたどり着いてホームに並んだが、来た電車はすし詰め状態で乗るのを諦め、徒歩で帰宅した。自宅の状態はもうほとんど生き物がいなかった水槽が水中の石の運動によって割れ、一時床が水浸しになったらしい。いまはヒマな長男が後片づけをしてくれた。幸い食器は散乱せず、家具もパソコン部屋のザックや女房の楽譜などが入ったスチールラックが転倒したが、これもほぼ1日で回復した。散乱した本は棚に戻す気にならず、床の一箇所に積み上げてある。もともと震災後のような部屋の中なので、片づけてもかわり映えはしない。

情報収集のためにその後は不要の外出を控えた。日本赤十字社への募金もした。直後は物より金だ。大いに奮発した。テレビでは東北太平洋岸の惨状と福島原発の問題がクローズアップされ、実は足元の千葉沿岸のことはあまり伝わってこない。浦安は隣の自治体だが、液状化現象が激しく陥没と隆起があり、上下水道も止まっていて、海よりの地域の住人はホテルなどに疎開しているとリアルな例で知ったのは、自分の不明を恥じ入るが昨日のことだ。

災害に強いというtwitterなどやってみるかと一瞬思うが、家族内での緊急時の連絡はtwitterでなくても携帯の災害時連絡サービスで間に合っているし、どのみち通信網にアクセスできなければ同じことだ。それに、あのtwitterってヤツはネット依存症にさらに拍車をかけそうだし、内容が玉石混交で大概のものは取るに足らない情報にすぎない。twitterにしてもfacebookにしても、今の私には無用に感じられた。

水曜、木曜と職場に自転車で通勤した。残務と今後のことについての決定があった。間引き運転や土休日ダイヤで地獄のように混雑した電車に乗っていくのはイヤなので、久しぶりに折畳み状態から展開したBD-1で片道約17kmを往復する。小径車のハンディがあり片道約1時間(普通のクロスバイクなら10分は短縮できる)。最後の激坂がキツイ。水曜日はまだ都内に自動車が多く走っていて自転車での移動中に肝を冷やすことがたびたびあったが、木曜日朝はガソリンスタンド周辺で給油待ちが延々と発生していて、夜は交通量がめっきり減り、道路沿いの街灯や商店の明かりも消え、かえって暗すぎてライトの光量が弱い自転車の運転は怖い。さらに二日間ともかなり寒くて風が強く、往生した。新橋近くの東電本店の前を通るのだが、各テレビ局の中継車の数がすごい。

職場では地震災害の話題でもちきりである。だが、いい大人、しかも若者に知識を与える立場の者がする会話とは思えない、根拠のない風評に躍らされているとしかいえない発言も耳に入ってくる。特に放射線については冷静な判断に基づいての発言とは思えないようなものがあってガッカリする。チェルノブイリやスリーマイルを知っているか知らないかで対応が違うようにも思える。若い人ほど躍らされている傾向あり。私なんざ、チェルノブイリ事故の10ヶ月後にウクライナ上空を飛行機で飛んで、トルコ産のオレンジをバクバク食べたから、いま現在の福島原発の放射線量程度でガタガタしない。この年齢で微量の放射線を浴びても浴びなくても、喫煙歴も長いしどうせガンになる確率は大して変わらない。

世間では、大した被災地でもないのにやるべき仕事や勉強を放棄して家族揃って遠くに疎開したとか、都内にいる留学生がどんどん帰国しているとか。考え方は人それぞれで結構だが、災害地で我慢している人たちや必死になって被害を食い止めようとしている人たちのことを思ったら、被災者でもない私にはそんなことはできない。それこそ我欲の塊ではないか。いま、自分がおかれている環境で一人一人ががんばるしかないのであり、ボランティアに行く行かないの前に、やるべきことがあるはず。

結局、職場での決定は、若人を集めて書類を手渡しすることを避け、重要書類を若人たちの各家庭に郵送するというものになった。総額75万円である。郵便事情も決して良くはなく、昨日までは不在通知に記載されている再配達のための電話番号がまったく使えなかった。近距離とはいえ、郵送に使う燃料だってバカにはならない。浦安のように自宅にいられず疎開している家庭ではどうやって郵送物を受け取るのだろう。トイレに水も流せない自宅に戻って首を長くして書類が届くのを待てというのか。郵送する重要書類の他にも渡すべき重要書類はあり、そうまでして郵送に拘る理由が腑に落ちない。75万は別のことに使ったほうがいいんじゃないのか?どうもトンチンカンな結末になっているような気がしてならない。

私の居住地は申し訳ないが計画停電地域から外れていて、災害もなく、普段の生活に支障はないが、極力節電し買いだめも無駄なものはしないように心がけているつもりである。とはいえ、食べ盛りの子供が二人もいれば、自然に食糧はいつもよりも買い置かないと、いつもの調子で買い物していたらスーパーの棚に何もない、という状況に直面することになる。車の燃料は幸い地震直前に満タンにしてあり、車検も今月済ませたのでバッテリーも新品になっている。しかし普段の移動には車は使っていない。イザという時に取っておく。ガソリンは十分な備蓄量が今あって、時間と共に供給が回復するはずである。ガソリンスタンドの前でいつ給油できるかもわからないまま並ぶよりは(ヒマなんだと思われても仕方ない)、一人通勤なら今は自転車を使うべし。そして都内の道路は臨時にでも自転車専用レーンを1車線設けるべきだ。通勤者もモーダルシフトする最大のチャンスではないか。都知事も新しい人には(てっぺん野郎はもう退場願う)東京マラソンに血道を上げるよりも、こういうことに知恵を使って欲しい。

それにしても、東京には今まで無駄なものがいっぱいあったということと、しかしその中で大都会ではどうしてもなくてはならぬものが少し見えたような気がする。

もう職場に行かなくてもいいように今年度の仕事のほとんどは終えたので、今日からはひっそりと暮らすつもりである。こんな状態では東京から山スキーとかシーカヤックに行くのは難しく、せいぜいスケートができるくらいだ(あとはドブ漕ぎか?)。計画停電から外れている江戸スポは営業時間を短縮して一般開放している。営業し続けることも一方で大切なことだ。ならば利用しない手はないし、経済活動に関わっていくことも復興の一端を担うので、午前中いっぱい電車とバスを乗り継いで滑ってきた。営業開始後1時間経つのに滑走者は5名。喜んでスピードを出して滑らせてもらった。しかしそのうちレベルの高いフィギュア少女たちとレベルのそんなに高くない学生がやってきて、それなりに賑わってきた。こういうフィギュア少女たちのためにも、営業期間を短縮することなく開放して欲しいと思う。

浦安はある程度活動が実り、災害ボランティアも限定しているそうだ。遠くのボランティアにはそう簡単には行かれないしなぁ・・・

江戸スポ03.10

最近のスケートは「インドア遊び」というよりももう「日常」になりつつある。1週間まるまる滑れないとかなりストレスがたまる。いつもだと金曜日に滑りに行くのだが、今週は金曜日に滑りに行かれないので木曜日の午後に滑った。江戸スポも3月になると教室貸切が減って、その分一般滑走の日が増える。13時過ぎまで半分教室使用で16時までは一般開放とのことで13時30分に滑走開始の予定で出かける。

案の定リンクは空いていた。学生が少しいるが、フィギュアスケーターも少なく、アイスホッケー靴で滑っている人はいない。伸び伸び滑れた。

今日のテーマは引き続きスリーターン。アウトから回り込むのは上半身のひねりがあまりいらないので比較的スムーズにターンできるが、インから回り込むのはターンしながら上半身を相当回し込んでいかないとブレードが引っかかってしまう。何度も練習して少しは克服したつもりになっているが、また1週間経つと同じような症状に見舞われるのだろう。半歩下がって1歩前進といったところか。

8の字を描きながら、アウトエッジに乗ってフォアからスリーターン、バッククロスから一気にピボットターンしてまたアウトエッジフォアからスリーターン、というのを繰り返してみた。動画が参考書なので、最近動画で見たエッジワークも試してみる。まだまだである。

アウトエッジに乗りつつ脚をクロスしていくのは「クロスロール」という名前があるということを最近知ったのだが(シザーズともいう)、バックのアウトエッジに乗りつつクロスロールするコツも少しつかんだ。しかしまだアウトで深く弧を描きながらクロスロールをするのは難しい。

15時過ぎにチビッコホッケープレイヤーがママと来場して、ママは2回から練習を指示、チビッコがいろんな練習を繰り返し始めた。チビッコうまい。参考にさせてもらう。
16時まで目一杯滑って、終了。

江戸スポ03.04

仕事が早く終わり家に持ち帰る仕事もないので江戸スポへ。

かなり空いていたが、学生初心者が多め。ほとんどの人がフェンス際でヨチヨチ滑っているので支障はなし。

今日のお題はスリーターン。先日の感触をもっと確実にする練習である。練習の甲斐あって、6割から7割方モノにできたように思う。ただ、フォアアウトエッジからのスリーターンは自分でもきれいにできるようになってきたが、フォアインエッジからのターンがうまくない。時々腰が十分にひねれずにブレードがズレることがある。バックからフォアのスリーターンはまだまだである。ブレードにロッカーのついたホッケー靴でフィギュア技をやるのは難しいんだろうか、簡単なんだろうか?よくわからない。でもスリーターンができると技の広がりが出てきそうな感じ。

調子に乗ってきて、何度も繰り返していたら平衡感覚がおかしくなった。

2時過ぎから4時30分まで水分補給以外はほとんど氷上にいて、かなり脚にきた。

3月初めのスカイツリー

ついに600mを越えて3月1日現在で604m。
今日はスカイツリーの真下のディーラーに車検に行ったのだが、ほぼ真下から見上げてみるとなかなかすごい。あと伸びるのは30mである。