4月に読んだ本から

・吉川 英治著「宮本武蔵」(青空文庫電子書籍版)

青空文庫版でタダで宮本武蔵全巻が読めるようになった。浪人時代、同じ下宿に住んでいた仲間が読んでいたのを思い出す。以来30年も自分では読まなかったのだが、中年になっての宮本武蔵もなかなか面白かった。出先でどうしても続きが読みたくなったのだが、ダウンロードできるWi-Fi環境がなく、コンビニの目の前で仮のパスワードをゲットしてそれが使える10分間で全巻ダウンロードして読んだという苦労もした。

確かに面白かったのだが、登場人物の偶然の出会いやすれ違いがかなり嘘臭い。いくら小説だとしても、もう少し設定を考えるべきである。さらにストーカー的に武蔵を思い続けるお通や追い続ける本位田のオババは異常性格者としか言い様がない。要するに、中年になってからでは青臭過ぎてちょっと・・まだコミック「バガボンド」(途中までしか読んでないけど)の方がいいのではないの?と思う。

その他、新書を数冊弊社図書館で借りて読んだ。