2021年4〜6月に読んだ本

映画評に関する本
・押井 守 著「押井守の映画50年50本」(立東社)
・永田 哲朗 著「血湧き肉躍る仁侠映画」(国書刊行会)

ともに紙の本で購入。「仁義なき戦い」シリーズについての言及があったのと、押井守監督作品は「攻殻機動隊」など好きなので読んだ。仁侠映画の本は分厚くて、この中で紹介されている映画の一部しか観たことがないので読み通すのが大変だった。市川雷蔵主演の「若親分シリーズ」と藤純子主演の「緋牡丹お竜」シリーズはそれなりに観たことがある。
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歴史に関する本
・山本 健 著「ヨーロッパ冷戦史」(ちくま新書)
これまた分厚い新書。ちょっとした時間を見つけてチマチマ読んでいた。米ソやアジアは除外されているので分かりやすい。
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・林 哲夫 著「喫茶店の時代」(ちくま文庫)
喫茶店の歴史を追った本。
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萩尾望都と竹宮惠子の確執
新聞のコラムで中森明夫がこの二人の漫画家について論じていた。中森にとって衝撃的な本だったとのことなので、早速読んでみた。才能あるほぼ同い年の漫画家が同じ屋根の下で2年暮らしたが、一方的な嫉妬や微妙な人間関係に対する鈍感さが生んでしまったすれ違い。いまだに二人のギクシャクした関係は解消していない。

・萩尾 望都 著「一度きりの大泉の話」(河出書房)
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・竹宮 惠子 著「少年の名はジルベール」(小学館文庫)
こちらの方が先に出版された本で、萩尾望都の感情が先走ってあまり上手いとは言えない文章の後に呼んでみると、竹宮惠子の方がよほど文章が上手く、すらすらと読める。確執についてはあっさり書いているが、萩尾望都の記憶とはずいぶん違っている。
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・中川 右介 著「萩尾望都と竹宮惠子 大泉サロンの少女マンガ革命」(幻冬舎新書)
当事者の二人の本を読んだ上で第三者が書いた本も読んでみた。

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その他新書
・国谷 裕子+東京藝術大学 著「クローズアップ藝大」(河出新書)
・宮沢 孝幸 著「京大おどろきのウィルス学講義」(PHP新書)
国谷裕子さんの著作は「キャスターという仕事」以来。「クローズアップ現代」降板後に藝大の理事となった国谷さんが藝大の美術系、音楽系の教授たちにインタビューしていく様子が描かれている。
ウィルス学の著作は理科系的な知識を増やすのに役に立った。

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マンガ
・ヤマザキマリ 著「オリンピア・キュクロス5」(ヤングジャンプコミックス)
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・魚 豊 著「チ。−地球の運動について−」(ビッグコミックス)

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・野田 サトル 著「ゴールデンカムイ26」(ヤングジャンプコミックス)
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