2023年9〜10月に読んだ本

・辻野 弥生著「福田村事件」(五月書房新社)
book2023.39
映画にもなったのでこの事件は有名になった。まずはルポルタージュを読んでから映画館に足を運ぼうと思って8月末から読み進めていた。この衝撃的な事件を含む関東大震災後の朝鮮人・中国人・社会主義者・被差別民に対する虐殺事件を無かったことにしようという動きは容認することはできない。

・伊藤 彰彦著「仁義なきヤクザ映画史」(文藝春秋)
book2023.40
今まで読んだヤクザ映画に関する書物の中で、最もわかりやすく、自分が見た映画が最も取り上げられていて楽しく読んだ。

・平山 亜佐子著「明治大正昭和 化け込み婦人記者奮闘記」(左右社)
book2023.36
女性記者の黎明期、スパイのように素性をかくして忍び込みレポートを書いた人たちがいた。
面白おかしくそれらが書かれている。11月初旬時点でまだ読了していない。

・中井 和夫著「ウクライナ・ベラルーシ史」(山川出版社)
・黛 秋津(編)「講義 ウクライナの歴史」(山川出版社)
book2023.44book2023.43
少しウクライナの歴史について勉強するために購入。前者は電子書籍、後者はごく最近の発刊なので紙で。いずれも非常に勉強になった。私が知りたかったのは近世18世紀までのウクライナ史(ポーランド分割まで)だったので、近現代についてはやや斜め読みになった。
ウクライナの全土がかつてポーランド・リトアニア連合王国の領土だったことは意外と知られていないのではないか?17世紀半ばのコサック反乱以降、ポーランド・リトアニアは選挙王政になり、衰退傾向を迎える中、東方からウクライナの土地を獲得していったのが新興国ロシアであった。ロシアは大北方戦争以降急速に領土を拡大し、ウクライナとベラルーシを獲得、黒海とバルト海に進出して強制を誇るようになった。11月初旬に購入したが、現時点でまだ読了していない。

・東本 昌平著「RIDEX 21 」(モーターマガジン社)
book2023.41
続刊を買ってしまった。バイクの絵がきれいだ。