2022年1〜2月に読んだ本

年越しの積読本
book2021.08book2021.36
特に「28言語で読む『星の王子さま』」(紙)はいずれまとまった時間に読もうと思っている。「電柱マニア」(紙)は写真ばかりなので特段読む行為が大変なわけではない。

・伊藤 彰彦 著「最後の角川春樹」(毎日新聞出版)

book2022.03
角川春樹へのロングインタビューから構成された本。新聞記事で中森明夫が絶賛していたのでつい買って読んでしまった。確かにすさまじい人生だ。今でもエネルギーがものすごい。


・小林 哲夫 著「『旧制第一中学』の面目 全国47公行を秘蔵データで読む」(NHK出版)
book2022.11
旧制第一中学とは、戦前の旧制中学で当初各県1校だけ設置されていた中学校で、戦後は新制高校として再編された学校のことである。多くが依然としてその県の進学校として知られている。東京都でいえば日比谷高校、神奈川県なら希望ケ丘高校、埼玉県なら浦和高校、千葉県なら県立千葉高校である。私もそういう高校出身で、いくつかの母校のデータが提示されていたので面白く読んだ。

・嵯峨 隆 著「頭山満 アジア主義者の実像」(ちくま新書)
book2022.07
頭山満は戦前のアジア主義者の系譜から決して外すことができない人物である。孫文や金玉均、ラース・ビハリ・ボースなどと親交があり、彼らを差別することなく惜しみなく支援した。特段の地位があるわけでもないのに、政治的な圧力にも決して屈しないし、政治家たちが頭山を尊敬している。本当に気骨のある人物として、私も頭山のファンである。誤解を招くといけないが、頭山満こそ真の右翼だと思っている。
アジアの連帯を考えることなく、嫌韓・嫌中を大声で叫ぶだけの連中は本物の右翼ではない。自民党の「保守派」に至っては、アジア軽視(蔑視)、米国追従(盲従)ですらある。こんな独立心のない、いずれアジアに見捨てられるような主張をする者たちが「保守派」などと偉そうな態度でいるのは理解できない。
頭山満と孫文の親交ぶりは本当に真の友情に支えられている、とあらためて感じた。


・平凡社 編「新版 世界史モノ事典」(平凡社)
book2022.05
電子書籍で購入したが、単にPDF化されたような構成になっていてパソコンの画面でないと読みにくかった。


・信濃川 日出雄 著「山と食欲と私 15」(バンチコミックス)
・惣領 冬実 著「チェーザレ 破壊の創造者 13」(モーニングコミックス)

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「山と・・」は相変わらず。そろそろワンパターンを抜けて欲しい感じもする。
「チェーザレ」はもう一度第1巻から読み返さないときちんとした認識ができていないかもしれない。