近くで・・

突然花火が上がった。夏の間、遠くの花火は窓やベランダから見てきたけど、こんなに近くで上がったのは初めて。おそらく近くの河川敷から上がったに違いない。

まだ夏の終わりとは言えないけど、8月の終わりのささやかなイベント。
わずか15分か20分で終わってしまった。


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8月に読んだ本


・渡辺 京二 著「黒船前夜 ロシア・アイヌ・日本の三国志」(洋泉社)


面白かったので一気に読んでしまった。特に、さまざまな歴史研究を踏まえて、アイヌに対する日本人のオリエンタリズム的でステレオタイプな見方をしていないところが気に入った。もう少し著作を読んでみたくなる。「逝きし世の面影」などはいずれ読もうと思う。

・鎌田 慧 著「沖縄 ウチナー」(七つ森書館)

鳩山政権から菅政権に代わってまだ3ヶ月経っていないというのに、次の首相が取りざたされている。そしてあれだけ騒いだ普天間問題はすっかり下火になってしまった。高校野球で興南高校が優勝して、政治家たちは問題の再燃が少し遠のいたと思っているのではないだろうか。鎌田慧の長い取材録であるこの本は、そんな簡単なことではこの問題が終わらないことを物語っている。しかしちょっと一面的な記述のようにも感じられる。もっと実際は錯綜した複雑な問題なのだろうと思う。


・ドストエフスキー 江川卓訳「罪と罰」(岩波文庫)



先月に呼んだ本のエントリの中で予告した、ご存知「罪と罰」である。恥ずかしながら中学生の時に「罪と罰」のダイジェスト版(中学生が読むに耐えられるもの)を読んでそれで済ませてしまい、きちんとした訳本を完読したことがなかった。ストーリーは単純なので、わかった気になっていたのである。「カラマーゾフの兄弟」は正真正銘2度読んだが、「罪と罰」はこれが初めてといってよい。
なぜ今になってちゃんと読んだかというと、ある少年にこの夏の課題図書として勧めたのだが、勧めた自分がちゃんと読んでないのはまずいと思ったからだ。ということで買い求めた。「カラマーゾフ」に続いて巻末解説の詳しい亀山訳にしようかとも思ったが、大学時代に「謎解き罪と罰」(新潮選書)を読んで感銘を受けた故江川卓(えがわたく である。えがわすぐる ではない。ちなみに後者が野球で活躍する以前から使っていたペンネームである)の岩波文庫版を3冊同時に買った。
いやー、面白い。1週間で読了。ロシア小説特有の、登場人物のさまざまな呼称に惑わされる混乱は必ず起こるが、クリアすればどんどん読める。主人公ラスコーリニコフは中学生の時に読んだのと同じニヒルなイメージであったが、やはりソーニャのイメージ、スヴィドリガイロフのイメージは中学生の時とだいぶ違った。中学生版ではソーニャは娼婦とは書けないからなぁ・・そしてすべての登場人物の饒舌なことといったら!
ドストエフスキーの小説は深遠な哲学も含んでいるけれど、まずは小説なので楽しんで読まないと面白くない。この夏の最大の果実であった。


・臼杵 陽 著「大川周明 イスラームと天皇のはざまで」(青土社)



大川周明の「回教概論」はかつて中公文庫版で読んだ。戦時中の書物であるにも関わらず、古めかしさを全く感じさせない内容であったのに驚いた。イスラーム研究の核となる部分がすでにここに記されていた。
大川周明はイスラーム研究やコーラン翻訳をしていたことよりも、戦前の「右翼」であり皇道派青年将校のブレーンであり、東京裁判で東條英機の頭を叩いた奇人(あるいは本物の精神錯乱者かそれを偽装した?人物)として知られていると思われる。この本はイスラームおよびイスラエル研究の臼杵氏が上記のような大きなギャップを埋めた書物である。内容はなかなか難しく、一読だけで理解できたとはいえない。
イスラーム研究の中で、戦前の大川たちと戦後の研究のつながりを埋める作業が今になって少しずつ進んでいる。

・加藤 聖文 著「『大日本帝国』崩壊 東アジアの1945年」(中公新書)



8月になると必ず先の戦争を振り返る特集があらゆるところで取り上げられる。中公新書でも腰帯をつけて何冊かアジア・太平洋戦争本を売り出しているが、この本も近代史の加藤陽子が推薦する短文が腰帯についていた。ごく最近でたばかりの本なので、買って読んでみた。内容がすばらしい。
1945年の国際状況から説き起こされる。日本が受諾したポツダム宣言が実質トルーマン単独の宣言だったことにまず驚かされる。確かに、ドイツのポツダムで会談をしたのは米英ソの首脳。しかしポツダム宣言は米英中首脳の名前で出されている。ソ連のスターリンは意図的に宣言から排除され、会談に加わっていていない中国の蒋介石が宣言に署名しているのはおかしい。
ポツダム宣言を受け入れるまでの日本国内での苦悩、そして「玉音放送」。8月15日をもって戦争が終了したと日本人は思いこんでいるが、当時の大日本帝国版図の各所を子細に見てみればどうなのか。南洋諸島はすでに米軍に制圧されており戦闘はなく、樺太や千島では本格的戦闘はそれ以後だった(浅田次郎の小説が話題になっているが)。朝鮮半島では?台湾では?満洲では?
というように各章が非常に興味深い。現在の日本人は現在の日本の領土の枠からかつての戦争を考えてしまいがちだが、そうではない視点から見るべきことに気づかされる。

ところで問題の「玉音放送」。ラジオで8月15日正午に発表されたが、昭和天皇の声はレコードへの録音盤だった。これは昔の映画「日本のいちばん長い日」で知っていたが、NHKラジオの出力はいかほどだったのだろうかと思った。それというのも、ほぼ同時刻に現在の日本列島全域はもちろんのこと、植民地である南洋諸島や朝鮮半島・台湾・満州・中国各地で聞けたというのだ。調べてみると、中波放送は10kwから60kwに出力を上げ、短波放送でも放送されたとのことだ。なるほど、短波であれば「外地」であっても受信は可能だと思われるが、短波受信機の所有ということになると、聞けたのは軍関係者だけだろう・・「外地」の一般人はどうやって敗戦を知ったのだろうか?
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暑くて・・

連日こうも暑いと何事にせよやる気が起こらない。

東京湾のどこかで水に浮かんでグルグル回るかと思っていたのだが、熱中症になるのもイヤだし、暑い中汗だくになりながらカヤックを組んだり片づけたりするのを考えると滅入ってくるのでヤメタ。すると案の定30度を超える気温だ。せっかくロールが楽に上がるヒントめいたものを得たのに・・

ということで9月の仕事の準備に取り掛かる。が、暑くてパソコンに向かっていると首や腕がジットリ。それでも午前中いっぱい集中して、それなりには仕事をしたつもりになる(この自己満足が精神衛生上大切)。

夏休み中の子供の忙しさに比べれば私の8月はのんきなものだ。連日このクソ暑い中、サッカーの練習や試合をこなし、塾(あまりに勉強しないので春にたたき込まれた)へ通う次男は特に大変だ。さらに学校から夏休みの宿題として、いきなり普通の中学生にやれといっても泣きが入ってしまうくらい面倒くさいレポート作成が何本も同時に出されている。夏休みもここ数年短くなってきているので、学校の先生方にはもうちょっと事前にレポート作成指導とか、レポートの本数調整をしておいて欲しいものだ。おかげで宿題がなかなか終わらず、家族ぐるみどこにも行けないじゃないか・・・ウチの場合は勉強不足の大学受験生も抱えているからもとよりどこにも行かないけど・・

ということで読書するか仕事準備をしている。ちなみにわが家にはクーラーがない。今どきクーラーがなく熱中症で倒れると哀れな報道のされ方をするくらいで、ほとんど人間扱いされないレベルまで来ているのは心外である。
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ホームセンターめぐり

お盆の大渋滞を尻目に、女房と近くのホームセンターを2日かけてめぐった。

まず、一番近くにあり昨年夏にできたSへ。私のホームセンターめぐりはまずペットコーナーから。高級な洋ネコがじゃれあう姿をみて癒され(しかし個人的には雑種の和ネコが好き)、次いで淡水魚・熱帯魚コーナーへ。Sは日本淡水魚(タナゴやドジョウ)が比較的充実しているので好きである。

その後、ひとわたりいろんな場所を見て必要な物を物色する。ホームセンターはあまりに楽しく、また涼しいので何時間いても苦にならない。この日どうしても必要だったのはボロボロになってしまったパソコン用チェアのキャスター。ピッタリ合うサイズ5個をゲット。さらに、食卓のイスの滑りをよくするシリコンゴムのキャップ。さらにお約束の工具コーナーで強力なプライヤー(固着したネジもつかんで回せるという代物)、工具などを入れる小さめのショルダーバッグ。その他にも洗濯バサミやら何やらいろいろ買い込んでしまった。行ったついでに前々から欲しかった、新富士バーナーのカセットガスを使うアウトドア用バーナーも購入。店の外で工具バッグに購入した物を詰めて帰ったら快適だった。

家に帰ってきて購入した物を適所に使い始めたら片づけの火がついてしまい、家の中の整理作業に二人で没頭する。下駄箱や古いキャンプグッズが入った物入れをすっかり整理しているうちにいろいろと収納アイディアが浮かんだので、翌日もホームセンターめぐりに行くことにした。

今度は距離があり、買い込む物も嵩張りそうなのでクルマで出かける。

開店直後から隣の区のDへ。ここはプロ仕様の素材や工具が並んでいるのが特徴。またペットコーナーから物色を始めるが、ペットコーナーは貧弱で金魚くらいしかいない。文具コーナー、工具コーナーなどを一通りめぐって品定めをしてからショッピングカートを引き回す。昨夜いじり始めた物入れを整理するためプラスチックケースを複数、小さな工具数点、子供用にクリップ式扇風機、子供用に枕、食器、セイロ、手動シュレッダー、車載用すのこなどを購入。予期せぬ掘り出し小物も勢いで買ってしまう。しかし満足の行く買い物であった。

次いで少し前にできた大型ショッピングセンターに付属したホームセンターKへ。Kは売り場面積が広いのでペットコーナーが広く、通路も広くて整然としているが、工具売り場はちょっと貧弱。すでに買いたい物はDで一通りそろえ、売り場をめぐっても目に留まるようなものはなかったので結局スルー。ただ、このショッピングセンターはレストラン街は充実していて浅草の洋食屋、ヨシカミの支店まで入っている。一応各フロアを探索して帰宅。物入れの整理、下駄箱の整理、台所の食器棚整理をした。

やはり近所のホームセンターではDが抜きんでている感じがした。Sも時々徘徊してみると掘り出し物があり、2階は家具売り場なので欠かせないが・・ちなみに、私が工具売り場で基準にしているのは、スキービンディングに使うポジドライバーが置いてあるかどうか、である。
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アクアリンクちば08.10

2ヶ月ぶりにアイススケートをしてきた。

自宅からクルマで1時間かかってしまうがアクアリンクちばへ。着いたらちょうど整氷中だったので11時から滑走。

最初の数分、久々のスケート靴で氷上に立ったので氷に乗れなかったが、しばらくしたら体が思い出した。リンクの3分の1で大人のフィギュア教室をやっていたので滑走範囲が狭く、フィギュア少女、家族連れが多いので前進滑走に専念。

慣れてきた頃、バックスケーティングも交えるが、あまり根を詰めずに流しながら滑る。ヒザに負担がかかるので本格的に滑ることは避けた。しかしほぼ1時間滑りっぱなし。12時に水分補給していたらスケート教室が終わったので全面滑走可となり、残り30分と決めてスピード滑走やらクロッシングやらバッククロスやら、不知火もどきをやってみた。

ムリはせず12時30分に終了。巨大冷蔵庫でもあるリンクから出たら、にわか雨の後の日照りでムッとする暑さ。そそくさと帰宅する。
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8月のスカイツリー

たまには曇天のスカイツリーでもいいだろう。雲の色がうまいことスカイツリーの色を引き立てる感じになっていた。

7月の定点観測からほぼ1ヶ月、第一展望台の上に伸び始めた。もう400mは越え、7日現在で408mだそうだ。しかもここ数日、夜になると展望台やタワーの「幹」の中心部で白い光が見え、まるで営業しているかのように見える日がある。夜も内部の工事が進んでいるということらしい。

ツリーの下にもクレーンが見えるが、また何かつくっているのだろうか?
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