2月に読んだ本

・柿崎 一郎 著「東南アジアを学ぼう」(ちくまプリマー新書)

中国に近い東南アジア諸国を東西・南北に紙上旅行しながら実情を探る本。中高生に読ませるにはもったいないくらい内容が充実していた。やや中高生には難しいか?

・河田 惠昭 著「津波災害」(岩波新書)

残念ながらほとんど斜め読み。

・高瀬 正仁 著「高木貞治 近代日本数学の父」(岩波新書)

これも残念ながら斜め読み。

・久保 亨 著「シリーズ中国近現代史 社会主義への挑戦 1945〜1971」(岩波新書)

真面目に読んだが、このシリーズは文章が硬い。

・菊地 章太 著「義和団事件風雲録 ペリオの見た北京」(大修館書店)

義和団事件に北京で巻き込まれたフランス人のメモをもとにした書物だが、著者が歴史学者ではないためにところどころ首をひねりたくなる表現がある。ざっくばらんな本ということならばそれはそれでいいのだが。

・青山 潤 著「アフリカにょろり旅」(講談社文庫)

新聞で著者へのインタビューコラムがあって、面白そうだったので買って読んでみた。著者はウナギ学者であり、ウナギの採集のため、マラウィ・モザンビーク・ジンバブウェを放浪する。学者なのだがその旅は壮絶。かなり脚色も入っているだろうが、最後まで面白く読ませてくれた。

・野村 哲也 著「パタゴニアを行く 世界でもっとも美しい大地」(中公新書)

写真がとても美しい。パタゴニア、行ってみたい・・

・内田 樹 著「街場のメディア論」(光文社新書)

ここのところ読んできた内田樹の本の中ではいちばん論理と文章が整っていた。
しかし述べていることに特に新味はない。