スケート教室・初日

4日間のスケート教室が始まった。

初日、相撲中継観戦もそこそこに、いそいそとホームリンクの江戸川スポーツランドへ。入り口を入った瞬間、この教室は小学生が圧倒的に多いということにあらためて気付かされる。講習料3000円を収めて、出席簿に印を押し、ゼッケンを借りてヘルメットを被る。出席簿には学年も書いてあり、参加者で大人の男性というのは見事に私だけだ。他の大人の参加者は小学生のママらしき女性が3人ほど(もちろん全員フィギュア靴)。ちょっと後悔したが、好き好んで申し込んだのだからしっかりやり遂げれば何か得るものはあるはず、と考える。

開始時間にインストラクターのリーダーが集合をかける。じいちゃん先生だ。他に女性のイントラが2名いるが、グループ分けの説明を聞いていたら、もうじいちゃん先生を師匠としてスピードスケートを履いた小学生やこの教室のリピーターの子供たちと一緒に滑るほかない。じいちゃん先生のクラスは、一番滑り込ませるグループだ。小学生とともに、靴ひもの締め方をチェックされる。少し緩いらしい。締め直して氷上へ。

まずはアップ5周ほど。次いで前進滑走のクロスを交えて滑る。じいちゃん先生が一人一人見ていて、私の滑りの修正をしてくれた。もっと左右にダイナミックにけり出し、クロスの時は思い切って右足を内側にかぶせて左足で強く蹴るように手を取って直してくれた。結構まじめにやると難しいのだ。続いて、数名ずつピックアップして一人一人滑らせる。ここでも鋭いチェックが入る。大声でもっとこうしろ、ああしろと叫ばれる。体育会系のノリで嫌いではない。だいぶ汗が出てきた。

正味1時間30分なので、途中休憩時間を1回取ってくれたが、上がるのがもったいなくて一人でバックやターンをしていたが、初級の女性イントラがヒマそうだったので、声をかけてモホークターンのコツと練習方法を教わった。ちょっと教わるとスムーズにターンできたりするから嬉しい。

休憩後はまた滑り込み、今度は小学生と競争。さすがに大人なのでスタートダッシュは小学生と接触しないように後ろからスタートしたが、数周しても先頭に追いつけない。小学生に追いつけないなんて、ちょっと悔しいが、少しは諦めもつく年齢でもある。もうノドはカラカラで水分補給しなかったことを後悔する。ダウンにまた3周して終了。スケートを真面目にやり始めてわずか2ヶ月のオジサンにとっては結構密度が濃かった。帰宅して着替えたら全身汗だくであった。