楽園へ・・(加計呂麻島を越える)

8月22日はヤドリ浜へ戻る。請島水道を東に向かい、諸鈍湾を突っ切り、諸鈍の集落でいったん上陸して、カヤックをバラさずにカートで引っ張り、加計呂麻島の北側の生間(いけんま)まで1kmちょっとの山越えだ。その後大島水道を北東に横断する。約23kmほど。


準備中。だいぶ荷物がこなれてきて、カヤックに入れやすくなってきた。

流されなければいいが・・

出てみると以外と流れを感じない。だがその後若干パドル重くなる。

珍しく貫通岩を発見するが、水路狭くて通過は無理(諸鈍湾口)。

久しぶりに真水を被る。

請島水道で若干の流れを感じ、大島海峡でも流れを考慮して進路を北にとった。とはいえ、核心部はカヤックを引っ張っての島越えだった。一日で最も暑い昼時にこの重労働をし、スポンソンの空気はあらかじめ3分の1ほど抜いておいたのだが、あえなく左スポンソンが生間の港で破裂していた。空気を入れてもすぐに抜けるので、大島海峡を漕ぎながら何度か空気をつぎ足してごまかした。でも、ほとんどパドリングには影響がなかった。さすがは安定したカフナである。


諸鈍に上陸

諸鈍〜池間をカヤック&荷物運びで2往復した。折角なのでデイゴ並木が見事な諸鈍を散策。

パックカートは2組。二人づつカヤックを運び、残り二人は荷物を運ぶ。

諸鈍に上陸したらほどなく駐在さんが原チャリに乗ってきた。理由はこれか?我々は見事に条件にハマっている。

不審な人、不審な船、行動もおかしい。ただ、ここでシーカヤックマラソンが行われ、認知されていることが唯一の救い。

背後の屋根は定期船待合所。裏の日陰で昼食を摂った。出艇準備中だが、スポンソンが破裂していた・・

これでツーリングは一応終了。しかし、スポンソンがすぐに補修できない状態になってしまったので、オプションツーリングは困難になった。Yoshidaさん、ごめんなさい。

この日は撤収の後、ヤドリ浜に置いてあったレンタカーで元ちとせの生まれ故郷、嘉徳(大島東海岸)へ行き、海岸でキャンプ。西側が山に遮られているので満天の星という訳には行かなかったが、東側の星がよく見えた。一番盛り上がったのは「便所サンダル」についての話題だった。

うら寂しい嘉徳の浜。砂の色が違う。

楽園へ・・(大島をウロウロ)