太海浜で波にもまれた

3年ぶりにSUPに乗ってみた。カヤックでいつもお世話になっているYoshidaさん、同じくオオタガキさんと一緒にセタスのSUP講習を受講である。ただし、オオタガキさんはもう1年前にご自分のインフレータブルボードを手に入れ、足繁く練習に通っておられる上に、最近リジッドのボードを手に入れていそしんでいる。

私も近々インフレータブルボード、iSUPを入手する予定なので、ボードはオオタガキさんのものをお借りして漕ぐことにした。場所は南西風が昼前後から強くなる予報なので、外房の太海浜である。

昨年はウェイブスキーに入れ込んでいた私だが、ウェイブスキーは波があって初めて楽しめる(波がなくては楽しめない)マリンスポーツで、SUPは波があってもなくても、また湖でも川でも運河でも楽しめる。もともと波乗りの素養がある人間ではないので、クルージングができればしばらくは十分楽しめるはずだ。コンパクトになるインフレータブルボードなら、あまり場所を問わず、またフォールディングカヤック以上に手軽に水上に出ることができ、カヤックを組み立てるのが面倒な短い時間でも楽しめそうだ。奄美に行っている時にウェイブスキーからSUPに乗り換えようと思った。

以前一度乗っているからといって、スキルが蓄えられているわけではない。全く初めてという状況と何ら変わりはない。体重をかけると足下が若干沈み込むインフレータブルボードの違和感を感じつつ、シッティングでの漕ぎはまあまあだが、立つととたんに厳しくなる。うねりも入ってきている状況なので、初心者にはなかなかバランスをとることすら難しい。つい体が硬くなってしまい、なんでもないところでドボン。再び乗ったはいいが何もできないままドボン、の繰り返しが最初続いた。3年前の岩井海岸よりも乗れない。ウェイブスキーのように体が固定されているとロールという技が使えて体力消耗を避けられるのだが、リーシュだけでつながっているボードでは再乗艇しかリカバリーの手だてがない。ひっくり返りそうな時にもう少しパドルを使ってリカバリーできればいいのだが。

Yoshidaさんは今回初めてだが、この不安定な海面の中でしっかり立って漕がれている。さすがである。
ちなみにYoshidaさんが使っていたボードに乗せてもらったら、私は全く何もさせてもらえなかった。リジッドのボードとインフレータブルのボードはかなり乗り味が違う。

体を柔らかくして乗るのが第一歩ということでアドバイスを受けたら少しは立ち続けることができた。それでもパドルを持つ腕には力を入れられず、前進するのもおっかなびっくりでとろい。下半身の筋肉が緊張気味になってしまうので、前日の登山で筋肉痛になった部位や、痛くなったヒザに負担がかかる。

そんなこんなで波乗りなんてできるはずもなく、ボードの上に立つこと、恐る恐るでも漕ぐことだけに専念したのだが、水中に落ちることは数えきれず。再乗艇はカヤックよりも楽だが、何度もやっていると体力を消耗する。9時過ぎから初めて12時過ぎにかなり疲れて終了。

駐車させていただいたペンション・オールウェイズさんで美味しいランチをいただき、マッタリして3時ころ帰路についた。君津インター手前の一般道渋滞をかわし、アクアラインの方が渋滞が軽かったので久しぶりにアクアラインを通過した。事故渋滞とトンネル内部の自然渋滞も比較的軽く、17時に帰宅。

先が思いやられるが、経験を積むことが大切だろう。自分のボードが来るまで、オオタガキさんに甘えて練習させていただこうか・・