会津・昭和村紅葉ツーリング

11月1日、吐月工房氏と会津で紅葉を愛でるツーリングに行った。東北の紅葉を見に行きたいとのことで、別宅アジトが福島県に近い私にお誘いがかかった次第。

前日の10月31日午後、仕事を終えてから出発。寒暖差が激しいので、オーバーパンツまでは履かないが安物のライディングジーンズの下に薄いタイツと膝上丈のウールソックスに同じ高さのウィンドシールド素材のオーバーソックスを仕込み、ブーツはエンジニアブーツを考えたけれど、脱ぎ履きの面倒さを考え、くるぶしまでの軽登山靴(通勤時は雨用)にした。上半身も人工皮革のライディングジャケットの下にウィンドシールド素材の入ったジャケット(スキー登山の時に登りでアウターにしている中間着)を着た。グローブも寒暖1双ずつ。

予報は晴れなのでレインウェアとなるものは上半身は持たず、下半身にはパドリングパンツのくるぶしガスケットを切り落としたものを。15Lのシートバッグを括りつけて、通勤に使っているデイパックを背負って出発。昼過ぎの東京だと汗をかくくらい。

筑波山北部へ行った時と同様、江戸川右岸の土手下道を快走して野田橋を千葉県側に渡った。ここだけ唯一軽い信号渋滞が発生していた。今回は野田橋で江戸川左岸を北上して、Googleナビの音声に従って国道294に乗り、前回と同じところで茨城県道131号、148号を使って水戸線の大和駅まで。前回はここまで来た。大和駅でトイレを借りて、さらに北上。国道50号を越えて、県道41号で栃木県に入り、益子駅手前まで。その後は栃木県道255号、338号、61号などを使ってJR烏山線の鴻野山駅まで。途中、離合が難しい道幅もあった。鴻野山駅手前で線路を越えて、さくら市、大田原市方面へ。13時に自宅を出て別宅アジト到着が17時。道幅2mの道路なども通るので、渋滞は発生しないし走っていてとても快適だが、時間はかかる。16時を回ると日が傾いてきて寒さが沁みるようになる。南下ならともかく、北上しているので東京で薄汗をかいたウェアリングだが厳しくなってくる。もう少し防寒対策をした方がよかったのか?

翌日、放射冷却で冷え込んだ。集合は8時30分に塩原温泉への屈曲路手前にある道の駅なので日が昇って少しずつ気温も上がってくると淡い期待を持つが、朝バイクのシートの結露がすごかった。

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道の駅で集合

吐月工房氏と合流して、塩原温泉経由で会津をめざす。塩原温泉街の見通しのいい場所で、対向車の軽ワンボックスがすーっと右折してきたのであやうくぶつけられるところだった。左によけて回避できたが心臓が高鳴った。軽ワンボックスがようやく停った時にはこちら車線の左側余地は普通車の車幅より狭かった。こちらは直進で普通に40kmくらいで走っているのに、運転者はバイクとの距離を正確に測れなかったのか?全く悪びれた表情も見せていない高齢者だったが、かなり危険だ。

尾頭トンネル辺りの気温は5度。寒いが、紅葉は1週間前よりも色づいてきれいになっていた。国道121号を北上すると、やや交通量もあり、道の駅たじまの駐車場が満車だった。寒いけどスルー。荒海あたりで国道から阿賀川の左岸に渡り、交通量が全くない道路を気持ちよく北上。そのまま直進すると南会津病院の横を通って国道400号で昭和村まで一直線。

舟鼻トンネルまでの谷あいの道路の紅葉を眺めつつ、トンネルを越えたところで1回目の休憩。峠を風が吹き抜けていて長く休憩する場所ではない。峠近辺ではすでに落葉しているようだ。オフロードバイクの集団が舟鼻峠旧道に強引に侵入していた。旧道は車両通行止めでゲートがあるのだが、隙間を縫って侵入していた。

舟鼻峠の下り中腹から大芦集落への道路に入って緩い下りの緩いワインディングを楽しむ。この道は最初に自転車で来た時から気に入っている。紅葉の季節は特に美しい。大芦集落で右折して昭和の森キャンプ場(このあたりの紅葉がとてもきれいだった)の脇を抜けて喰丸集落へ。喰丸から博士峠方面へ。冬季ゲートまでしか入れなかったが、周辺の色づきはとてもよく、日の光に当たって輝いていた。峠まで上れても舟鼻峠と同じく寒くて落葉していることだろう。

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博士峠上り口にて

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喰丸小学校旧校舎と大いちょう

戻って喰丸小学校の木造校舎と色づいた大いちょうを撮影して、矢の原湿原に行ってみる。駐車場があって、カメラと三脚を持ったオジサンたちが多数。ちょっと興ざめしたのでそこそこにして離れ、再び大芦集落へ降りる。ここから国道401号で新鳥居峠を上り下る。道が狭くスピードは出せないし、前方のラリーカーのような車がいるのでゆっくり距離を置いて走ればいいだろうと思っていたが、道を譲られてしまった。下の方では紅葉を愛でに来たり、玉川渓谷を見に来たり、藤八の滝を見に来た人がいたようだが、峠上部では対向車に遭わなかった。屈曲路を楽しんで、南郷スキー場に降りる。その後は国道289号で駒止トンネルを越えて田島に戻る。荒海で12時を回っていたので蕎麦を食べ、帰路につく。

すでに塩原温泉街の国道は渋滞中なので、国道121号を日光方面に南下。ワールドスクエア近辺は渋滞していたので、路側帯で停車して休憩して相談の結果、解散とした。吐月工房氏は日光方面から清滝を経て足尾・大間々を経て下道で帰路についた。私は鬼怒川に沿って南下することにし、上河内スマートインター方面に向かって氏家あたりでいったん4号線に乗って南下、宝積寺の交差点で408号線方面に行こうと思ったが交差点が混んでいたのでそのまま4号線で鬼怒川を渡ってから左折して上三川、下野方面へ。だんだん暗くなる。新4号にいったん乗って走るが、とうてい車の速いスピードに乗って走り続けるのはストレスが溜まるので、境町で利根川を渡って江戸川も渡り、右岸を南下した。野田橋を過ぎると往路で使った土手下の信号のない道路になるが、すでに真っ暗、ところどころスピードを抑えなくてはならない場所があるので飛ばさず騒がず南下を続けた。19時30分に自宅着。トータルで550km程度のツーリングだった。
これからは寒くて遠くへのツーリングは難しいなあ・・自転車と同じく、いいシーズンは限られてしまう。