二輪通行止区間

ふとしたことから気付いたのだが、過去の茨城県のツーリングで二輪通行禁止の区間をうっかり知らずに通行していたことがわかった。

5月のCB650Rでのツーリングと、7月末のW800の午前中ツーリングで通行。場所は
県道42号線道祖神峠(笠間市本戸)。おそらくその区間の前後に二輪通行禁止の標識があったのだろうが、二度とも全く気づかなかった。今朝、ふとしたことから同じような通行禁止区間が設定されている筑波山麓の県道の存在に気づき、他にも調べてみたら茨城県内には複数個所が設定されていた。そのひとつが道祖神峠だった。

実際に通行してしまったことは事実なので、今からレポートの改竄などはしない。ルール違反をしてしまったことは反省し、以後通行することはしない。ツーリング計画を立てる時に事前に二輪通行区間を調べておくことを徹底したい。もちろん、現地で標識を見落とさないよう心がける。
一方で、道祖神峠前後の区間では、しつこいほど標識を目立たせることや、うんざりするほどの警告によって二輪車を締め出す行為を貫徹しようという姿勢が見られなかったことも事実である。複数回走って気づかなかったのだから。

想像するに、どうしても二輪車の通行を禁じようという構えはすでにないのではないか?こういった二輪通行禁止の手だては、だいぶ昔(暴走族対策が叫ばれた40〜50年前)に定められてそれが形骸化しているケースが多いと思う。茨城県内の二輪通行禁止区間をざっと調べてみたが、筑波山西麓、桜川市の
つくし湖周回道路が終日二輪通行禁止である意味がよくわからない。筑波山登山のために行ったことが複数回あるが、周辺に人家もほとんどないし、バイクで走って面白いルートとも思えない。禁止の距離も短すぎる。
概して茨城県には、排気量や時間帯による条件付き制限でなく、すべての原付・自動二輪が終日通行禁止、という区間が他県に比べ際立って多いことに気づいた。

東京都でも二輪通行禁止区間は昔からあって、現在は原付を除いてだいぶ制限が緩和されてきているけれど、昔は紛らわしいからアンダーパスの多い昭和通りは絶対バイクでは走らないことにしていた(現在、昭和通りのアンダーパスは原付のみ通行禁止)。23区内であれば、新橋駅の東側の地下自動車道のわずかな区間はすべての二輪が今でも終日通行止めであり、これらは明らかに道路設計上のミスが分かりにくいルールを作っているといわざるを得ない。

こうしてあらためて二輪通行区間のリストを見ると、あまりに条件が複雑で分かりにくい、というイメージを抱く。

何だか自分でルールを過去に破っているのに逆ギレしているように読めてしまう場合もあるのでもう展開しないが、「
日本二輪車普及安全協会」のHPを見ると、理不尽さがわかると思う。