火打山で返り討ち

どこも混みあうお盆は避けて、再び登山のチャンスを狙っていた。しかし8月末は天候が不安定になる。
いつものことだが、最初はビッグな計画を、次第に現実的に縮小していく。

今回は女房念願の雲の平行きが最初にあり(山小屋3泊)、白馬三山縦走(山小屋2泊)、御嶽山慰霊山小屋1泊登山となり、結局8月前半に考えていた妙高・火打に落ち着いた。しかも、小屋泊まりではなく、妙高高原に連泊して日帰りの計画。どちらにしても日帰りは肉体的にかなり負担が大きいことは覚悟の上。
結果は、火打山日帰り往復で脚が削られて妙高山は割愛。最終日は午前中天気が持ったので、いもり池の周りを散策して終了して、埼玉県の加須まで下道ドライブになってしまった。情けない限りだが、火打山の登山道往復約20kmを日帰りで往復するだけでもかなり厳しかった。

今回の登山の様子を描いた短編動画(約2分30秒)

8月25日、日曜日に移動。8月最後の日曜日ということで、スカイケーブルの動き出す時間が30分早いらしく、この日に妙高山往復を考えた。しかし早朝に起きて時間を気にしながら移動するのは女房連れでは難しく、結局ゆっくり出発。それでも時間を持て余してしまうので、戸隠で蕎麦を食べ、腹ごなしに散策する。戸隠神社奥社参道近くを避けて無料駐車場から散策路を歩いたが、木道が部分的に閉鎖されていて、随神門まで大回りして戻ってきた。やたらとクマに対する警戒の看板が出ていてビビる。妙高近辺はあまり晴れていなかったと聞いて登山せずによかったと思う。

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戸隠神社随神門

妙高高原の宿はいつも冬に厄介になっている宿。盛りだくさんの食事と温泉が嬉しい。翌朝の朝食をおにぎりにしてもらい、早朝出発で笹ケ峰に上がることにした。

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朝の妙高山

8月26日、30分のドライブで笹ケ峰に至り、登山口前の駐車場から6時50分に歩き出す。登りは順調で、十二曲りもクリアし、その後の急登もこなして、富士見平経由で高谷池ヒュッテに10時20分着。順調である。このコース、夏に歩くのは22年ぶり(小学1年生の長男を連れて高谷池ヒュッテ1泊登山)で、スキーで登ったのも10年以上前になる。すっかり登山道は整備されて、木道や階段が大半を占めるようになっていた。

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天狗の庭手前にて

高谷池ヒュッテの増築工事は知っていたが、今までの建物と同じ規模の建物が接続するとは知らなかった。この日、資材を運搬するために頻繁にヘリが笹ケ峰と往復していた。20往復以上はしていたのではないか?

ヒュッテから天狗の庭を経て火打山頂に向かう。天狗の庭はいつ来ても素晴らしい場所だ。このような湿原・池塘・草原と岩のコントラストを見ながら歩けるというのは、妙高山にはなく、火打山のアクセントになっている。ライチョウ平までは急で息が上がり、山頂までヒュッテから標高差300m強なのにやけに時間がかかる。12時15分に山頂着。最初は他に登山者が1名だけで、静かな山頂だった。雲が周囲にあって、日本海はおろか近くも臨めない。20分ほど休憩して、12時40分に下山開始。

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天狗の庭から

下山の木製階段がダメージとなって蓄積していった。ヒュッテまではまだ順調だったが、富士見平からの急下降で女房が遅れた。私も珍しくヒザ裏に痛みを感じるようになった。十二曲りの頭まで富士見平から45分くらいを要し、十二曲りの下りでも時間を食った。黒沢を渡ってからは斜度が緩くなって緩い木製階段になるので楽だと思い込んでいたが、脚に疲労がたまっている上にヒザ裏が痛いので、すべり止めの横板を拇指球で捉えると足首の曲り具合が鋭角的になり、それがよくないのかヒザ裏に一歩一歩痛みが走る。女房も同じような症状だったようだ。

久しぶりの登山というなら納得もいくが、人一倍とは行かないものの、6月に塔ノ岳日帰り(標高差1,200m)、7月に秋田駒・焼山・八幡平に登り、8月に志賀高原を歩いてきているわけで、ここに来てヒザ裏痛というのは何故なのか?考えられるのは木製階段のダメージくらいしかない。

17時過ぎに登山口へ戻ってきた。高谷池ヒュッテ泊まりの方がよほど楽だが、仕方なかろう。
登山地図での計測では往復16.3km(携帯の計測では20.3km)、歩数は35,000歩にも達していた。獲得標高差は1,300m以上である(単純には登山口と山頂の標高差は1,100m)。一日で35,000というのは近年稀な数値だ。翌日以降も左ふくらはぎに筋肉痛が残った。宿の階段を登るのも降りるのも最初は苦労した。

もうスカイケーブルを使ったとしても、獲得標高差1,200m、登り始めから山頂までずっと急登が続く妙高山日帰り往復を翌日やるのは無茶だ。早々に諦めた。
夏の登山はこれにて終了。秋は休日に登山者が集中するし、遠くへは行かず関東で登るか、自転車に乗ることにしよう。

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ボロボロになった登山翌日、いもり池から
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