横分けになるまで一人練習

週末日曜日の天気が怪しい。晴れが確実な金曜日にロール練習しに行くことにした。
三浦に行くか内房に行くか迷っていたが、首都高に乗ってから内房へ久しぶりに行くことに決定。高速代が少しかさむが、アクアライン経由で保田海岸へ。

保田海岸から明鐘岬の入り江まで漕いでいってロール練習しようと思っていたが、到着してみると波がおとなしいので目の前の海岸でやることにした。カサラノは30分で組み上がり、クラトワと平パドルのATを積んで10時20分に漕ぎだす。スプレースカートも浸水を最小限にするためネオプレンスカートに。

まず、最近使っていない平パドルでロールを試みる。ここのところロールが楽に成功しないので、まずはパドルフロートに少しだけ空気を入れてCtoC。難なく上がる。それでは、素のロールを、と思いトライするが、昨年晩秋の感覚がどこかに飛んでしまい、失敗。右ができなければ左も当然失敗する。ロングロールもできず、手の打ちようがなくなり、一度沈脱してからフロートを付けてリエントリーロール。これは成功するが、コックピット内は水浸し。

一度上陸して船内の水を出してから、今度はクラトワでロールにチャレンジ。パドルを振り回すスイープ系は自信喪失しているので、単純なパドル持ち替えロールでやってみる。こちらは無難に成功。繰り返しても失敗はない。クラトワが手に馴染んでしまったので、こちらの方がはるかに感覚がつかめるようになってしまった。左もトライしてみるが、まだムリ。失敗して右から上がることになった。

少し休憩して、再び海上へ。クラトワでスカリングレストをやり、そのままスイープして上がる。これも成功。スカリングロールができると夏暑い日に体を冷やすことができて便利だ。調子に乗ってスカリングロールを何度かやっているうちに失敗し、この頃になってくると1時間グルグル回っていたので疲れてきてどんなやり方でも上がらなくなる。

そろそろ潮時かと思って上陸。
頭髪は左から右にすっかり横分けである。しかし、疲れてきた時こそロールできないと本当のロールの意味は無いなぁ・・

沈脱しなければ船内にそんなに水が入ることはないが、何度もやっていたのでシーソックを外しても浸水している。しかも砂浜近くでやっていたのでコックピット周りやハッチ周りに細かい砂が付いている。日差しも強くなってきたので十分に時間をかけて乾かし、砂は除去した。フレームを抜くと再び船内に水が出てくる。
ついでに自分の鼻からも浸透圧で出てきた水がボトボト。いつまでたっても止まらない。この文章を書いていても鼻から少し水が・・カヤック内部の水と自分の水をある程度セーム革とタオルで拭きとって、撤収完了。12時40分である。

その後平日でも混み混みの「ばんや」で「朝とれ寿司」を食べ、房総半島を横断してセタスにコーヒーを飲みに行く。15時ころまでセタスでマッタリして帰路についた。

収穫はクラトワでのロール成功率が上がったことと、スカリングレスト&ロールができたこと。まだまだ精進である。