楽園へ・・(準備編)

明日から1週間弱、東シナ海の楽園、奄美群島へ行ってくる。セタスツアーである。

おかげさまで恐れていた台風も今のところ発生しておらず、天気も上々、潮回りも小潮が3日ほど続き、風の予報も弱め。これがホントなら絶好のコンディションになる。

今回は宅配便でカヤックを送るのではなく、自分とともに飛行機に乗っていく。20kg以上の荷物は1kgあたり300円取られるらしいのだが、いったいいくら超過料金を払うことになるのか、戦々恐々としている。

ベース(相棒のカヤック)はより軽いカフナにしたが、トラベルパックに詰め込んだのは、普段常に入れているビルジポンプ・パドルフロート・コーモラントパドルに加え、スプレースカート、PFD、デッキバッグ(その中にシュノーケルグッズとレスキューグッズ少々)、一人用テント・ポール、クレージークリークの座イス、コッヘル・ガスヘッドなどである。すでにそれだけで収納パックはパンパン。予想重量は30kg弱。

あとはシアトルスポーツのロールダッフルS(36L)と剣道竹刀袋に入れたクラトワを持っていく。ダッフルの中には、スポーツマンブランケット(テントマットの他、カヤック組み立て・解体時のシートにもなる)、お着替えポンチョ(上陸時の服にもなり、テントの中では丸めて枕になる)、ヘッドランプ(相変わらず大ぶりな古いLEDランプのBDベクトラIQ)とコンパクトな懐中電灯、着替(濡れない時の服を1.5セット。下着に秘密兵器あり)、ファーストエイドキットや洗面具、携帯充電器やラジオなど電気関係の小物、自転車用保冷水筒(500cc)、地図、嗜好品、若干の食糧(奄美では手に入れにくいエスプレッソパスタ6食分とパワーバー、パワージェル2つづつ)くらいか。

山とは違って海辺の砂浜キャンプになるだろうから、マットやシュラフは不要。代替品で何とかする。本も持っていかない。奄美に行くからと先日、島尾敏雄(特攻隊員として加計呂麻島に赴任、加計呂麻出身のミホを妻とした)の「死の棘」を文庫で買って少し読み始めたら、あまりに凄まじい内容で、南の島にカヤック旅しながら読むにはふさわしくないと思った。この小説は行くまでに読み切る予定。

何日もかけてジワジワゆっくりと準備したが、忘れ物はないか不安。さらに向こうに行ってからアクシデントや参加者の足を引っ張るようなことをしでかさないか不安。天候の急変も不安。不安だらけ。ま、明日羽田に行って飛行機に乗っちゃえば全ては動き出す。なるようにしかならない。

今回、新たに買ったものは先日のカフナの快適性アップのための100円グッズくらいしか無いのだが、せっぱ詰まってからスノーケルを買ってしまった。もうこれ以上ものは持っていかない!と決意した直後である。すぐに翻意する情けなさだが、これで水遊びが楽しくなりそうだ。

ついでに、ブログ記事の訂正。先日の若狭内浦湾のエントリーで、高浜原発は停止中と書いたが、実際は4基の原子炉のうち2基は稼働している。

楽園へ・・(アプローチ編)