仕事山行・西丹沢不老山

久しぶりに仕事山行。
今回は日帰りとしては自宅から遠い静岡・神奈川県境の西丹沢の不老山。標高は926mの低山ハイクだ。
新宿から小田急線、さらに松田から御殿場線で駿河小山駅に降り立つ。車窓からの富士山がデカイ。
9時10分集合だったのに、若人の2名が遅れ、出発は結局10時近くになってしまった。これでは新松田からバスで逆コースを歩いた方が良かったかもしれないが、下山してみたらバスは12時台から15時台まで一本もなかったので、むしろ集合時間を遅らせた方が賢明だった。

小山町では町の境界沿いのトレイルルートを整備しているようだ。不老山からも西に向かって1000〜1300mクラスの稜線がつながっていて、そちらにトレイルは続いている模様。だが、1300m近くでは積雪もありそうだ。

さて、あまり人影を見ない駿河小山駅から、鮎沢川の対岸の生土という集落に回り込み、国道246号の橋をくぐって登山道が始まる。地元の老人が作ったと見られる案内板にはいろんな蘊蓄が書いてあるのだが、それを読む時間も惜しんで若人たちは登る。余裕がないなあ・・地形図に書かれた沢の登行ルートではなく、急な階段で東側の尾根に上がり、494mピークへは稜線伝いに歩く。最初は急登だったが、稜線に乗ってしまうと杉林の中で土も砂混じりで滑らず、丹沢にありがちな鹿フェンスもなくて、気持ちのいい登山道だ。約2時間で頂上近くまで登り詰めて撮った富士山がこれ↓
120959

ここからもう少し歩くと不老山のピークだが、ピークからは眺望がない。すでに中高年のオジサンおばさんがベンチ・テーブルを占拠していた。他に登山者には会わなかったが、逆コースで登ってきたのだろう。ここで休憩して昼食とする。富士山の写真を見てもわかるように風が冷たく、樹上の雪が風で飛んできてダイヤモンダダスト状になり、汗があっという間に冷える。

下山にかかる。急下降だが休憩なしで河内川まで降り立つ。ここにはつり橋があり、6名が限界だと書いてある。若人はわざと橋を揺らすのだが、一番若い若人は怖がって渡りたくなさそうなので、最後に揺らさないように注意してから渡らせ、少し後から様子を見ながら声をかけてやった。南アルプスや北アルプスに行けばもっと長くて高いつり橋はあるぞ。

上に書いたようにバス待ち時間が約1時間。体が冷えてくるのでダウンを中に着込む。バスは空いていて快適で、うつらうつらしているあいだに新松田駅に到着。帰りの小田急でも眠りこけながら帰宅した。帰ったら18時を回っていた。長かったなあ・・