ステップソールで志賀高原池めぐりコース

3月31日はもうゲレンデへは出ず、バックカントリーへ向かった。昨年の同時期に単独で歩いて楽しかった鉢山〜池めぐりコース、さらに脚を伸ばして旧笠岳・旧木戸池スキー場を経て最後は蓮池・丸池・サンバレースキー場の少し上部にある湿原を目指す。この湿原まで来ればスキーで宿までたどり着ける。
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久しぶりのステップソール

8時20分山の駅発、横手山スキー場(陽坂バス停。第2リフト乗り場脇)行きのバスに乗る。9時直前にバスを降り、準備して9時過ぎに横手山スキー場の緩斜面を滑り出す。右手にシングルリフトを見て少し下れば池めぐりコースの入口。妻はここでハーフシールを装着して歩き始める。私は1年ぶりに引っ張り出したステップソールG3finderXCDを履いている。明瞭な緩い登山道を歩くが、シール登行のペースが合わない。普段からセンター82ミリのK2トークバックが重いと言っているから、ハーフシールを付けるとさらに重くなるのだろう。
鉢山への登りはステップソールなのでジグを切っていくが、標高差約100mにしては時間がかかった。
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鉢山への登山道を歩いていく
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笠ケ岳をバックに

草津峠分岐あたりで10時50分、鉢山山頂で11時40分前後。積雪量は多めで、鉢山東の鞍部から夏道通りに滑り降りたのが12時20分ころ。鞍部から四十八池前まではV字状の沢になっているので横滑りが必須だが、左右がけっこう急斜面なので難しい。妻にはスキーを外してツボ足で降りてもらうことにした。昨年は雪が少なくて岩が出ていてそこだけスキーを外したが、今年は横滑りさえできればスキーを外さず何とかずり落ちてくることはできる。
この下降コース、もう少し尾根を利用して四十八池の北側に降りることができそうだが、次回は試してみよう。夏はトイレとして使われている建物と東屋があるが、やや風が強いので東屋に潜り込んで風を避け、昼食とした。
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鉢山山頂から横手山
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四十八池手前で昼休憩

この場所へ昨年たどり着いたのは10時45分だった。このペースだと熊の湯から先は難しい。国道脇の硯川温泉へ降り立ったところで終了することに決定。シャトルバスで出発地へ戻ることに変更した。
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渋池と横手山

その後、1,880mあたりの等高線に沿って鉢山の北側を回り込み、志賀山との夏道合流点に13時05分、渋池のほとりで13時35分。スマホに残されたバス時刻表だと14時10分横手山第一リフト始発と記されている。焦る。実際は14時20分発だったので間に合ったが、最後の滑りでハーフシールを付けている妻が遅れてバスに間に合わない可能性も出てきた。ハーフシールを付けたまま滑るか、外して滑るか自分で選択して欲しいと告げて先に滑り降りる。14時10分に軽ツアー終了。
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池めぐりコース地形図(最後の滑りの部分を誤ってカットしてしまった)

いい天気だったし積雪量もあったので熊の湯から先でどんなコースが取れるか少し期待していたが、また次回に期待しよう。何せ生コン雪でターンもままならず、昨年はテレマークターンができたところでもボーゲン、ステップ系ターンがいいところ。コケない分だけマシだが、脚の外側の筋を使って疲労した。ゲレンデスキーでは使わない部位だ。


それにしても志賀高原にはいつになく豊富な雪があるのに、人がたくさんいるところはレース会場やバッジテストの会場周辺のみ。熊の湯スキー場で滑っている人もまばらだし、4月1日からはサンバレー〜東館山は閉鎖になってしまう。残念だ。