紅葉目当てに高原山までデイツーリング

日曜日の朝起きた時、いつものように心が挫けそうになったが、なんとか気力を振り絞って自宅を出た。ここのところ日中の寒暖差が大きく、北関東の標高1,000mあたりまで上昇するので、寒くないウェアは必要。アウターは革ジャンと革のジーンズ(ともにクシタニ製)、アンダーは下半身に通販で安く買った七分丈のタイツ、腰にバンテリンサポーター。上半身は化繊の半袖と薄手の登山用長袖の上に長袖のプロテクター。肘の部分だけジャケットの軽いパッドに頼り、プロテクターからは抜いた。背中と肩のパッドは2重である(抜くのが面倒なので)。

6時台後半にバイクをW800に乗り換えて出発。今日は終始一人なので高速で時間と距離を稼ぐ。首都高から東北道へ。前半は左車線キープで時速80kmで巡航、東北道も最高速度120kmになったんだなと気づく。佐野をすぎるとどうしてもアップダウンがあるため追い越しをせざるを得なくて繰り返しているうちにペースが上がる。W800の高速道路は80〜90km/hキープが一番平和で、100kmくらいになると振動がすごくて厳しく、もっとスピードを出すとまた安定する、などということをインプレに書いている人や動画でしゃべっている人がいるが、100km程度まで上げても、危険を感じるほど振動が気になるということはない。しかしそれ以上のスピードはカウルもないので出す気にはならない。

宇都宮インターでちょっと道の選択を誤ったがすぐに修正して日光道で大沢まで。国道119号、121号で鬼怒川温泉を抜けて川治温泉方面へ。日塩もみじラインの県道(数年前から無料化)に入る。入り口でプリウスが前に割り込んできたのでペースはゆっくりになってしまうが、紅葉をチェックしに来ているのでカーブを攻めるためではない。標高が上がるにつれてだんだん色づいてくるが、昨年と比較してもまだあまりキレイとは言えない。「白滝」の駐車場には多くの車とバイクが立ち寄っているので入り口で写真だけ撮って先へ。エーデルワイススキー場の紅葉はキレイだったが走りながら一瞥しただけで過ぎる。

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「白滝」駐車場から

奥塩原温泉手前で右折して大沼公園方面へ向かい、県道56号線を右折して八方ヶ原方面へ。今年も年末からこの道は冬季閉鎖になってしまうのでその前に走ることができた。タイヤ痕が多い屈曲路(おそらく夜間にラリー遊びをしている者がいるんだろう)を登って行く。峠にある「山の駅たかはら」には11時着。トイレだけで済まそうかと思ったが、下界に降りてもすぐに食べるところを探せないのでここで天ざるそばをいただく。まだ混んでいないので順調に昼食にありつけた。矢板市へ下りて、一時的に別宅を訪れて投げ込みチラシなどを片づける。

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山の駅たかはら駐車場での紅葉
IMG_3211駐車場内のカエデ

13時、ろくに休むこともなく別宅を出る。月曜日午前中にW800の定期点検を予約しているため、帰らなければならない。帰路はいつもの定番ルートを選択しながらずっと下道を走る。大田原市の佐久山から県道52号で那珂川町、那須烏山へ。トリップメーター260kmでフューエルランプが点滅したのでどこかで給油しなくては帰れないが、点滅開始から100kmは走れるはずなので県道27号の屈曲路を楽しんで茂木町に出て、はが野グリーンコリドール(農免道路)で益子町へ。ここでいよいよ燃料が心配になり、国道294に乗り換えてGSを探す。益子市街を過ぎて真岡鉄道に近いところのGSに立ち寄る。リッター168円と高かったが、燃費は27km/Lとなった。真岡鉄道のSLの汽笛が聞こえたが蒸気機関車の姿は拝めなかった。

再び筑波山を見ながら県道を南下、気持ちよく走っていたらすぐ右脇をセンターラインを跨ぎながら抜いていくホンダの赤い車にハッとさせられた。そうまでして県道でバイク1台抜かないとならないのか?前方車間は十分取っていて入り込みたくなる気持ちはわからないではないが、前方車もバイクの私も相当なスピードで巡航している。それをさらに20kmほど上回るスピードでセンターラインを跨いで抜いていくのはどんなヤツなんだと思ってピッタリ(車間は取ります)くっついて信号待ちで除いたら、相当高齢な女性だった。こういう人は二輪の免許はおそらく持っていないし、道交法も知らずに運転していると思われるのでこちらが怒ったところでどうしようもない。やり過ごして気を取り直して走ることにした。

夕方になり、暗くなってきたのでなるべく早く帰りたい。暗くなると視界が狭まる。いつもはバイクでは使わない国道294の2車線区間を利用して距離を稼ぎ、美妻橋で鬼怒川を渡る。もう高速道路は渋滞が激しくなっているはず。ずっと下道の方がストレスがないはず。

と思ったら、利根川を渡る県道3号線を左折する交差点前から渋滞開始。利根川を渡る橋の部分だけはどうしようもないのでノロノロと橋を渡って、農免道路へ左折して野田市街の渋滞を避け、江戸川の野田橋より1つ下流の玉葉橋を渡る。ここも橋なので渋滞中だ。橋を越えたら江戸川沿いの道路に乗って、そこからは1時間経たずに自宅へ。到着は18時過ぎだった。

11月初旬にもう一度南会津へ紅葉を見に行きたいものだ。今度は車でもいいかも。