灼熱ソロツーリング・栃木県北〜会津〜下越

今年の夏は暑すぎてツーリングに向かない。お盆を過ぎるとだんだん涼しくなるはずなんだが全くその傾向なし。しびれを切らせてソロツーリングに出かけた。今回もオール下道、先日点検とプラグおよびエアクリーナー交換を行ったW800で約1,000km走った。4回給油して燃費は30km/L弱。レギュラーガソリン仕様なので山間部でなければ180円台前半/Lだった。それにしてもガソリン高すぎだよ・・

経路は以下の通り。
21日 自宅〜栃木県北部の別宅まで。江戸川右岸〜関宿〜結城〜上三川〜宇都宮東部〜塩谷町の尚仁沢名水パーク〜県道63号〜国道121号〜県道19号(日塩もみじライン)〜塩原温泉〜別宅。宇都宮の国道4号上でオドメーター10,000kmに達した。
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ようやく2年で10,000km達成(すぐさまコンビニに駐車して撮影)

22日 別宅〜国道400号〜塩原温泉〜国道121号〜
栃木・福島県境越え〜会津田島〜昭和村〜国道401号喰丸トンネル先から県道32号〜三島町滝谷〜県道366号〜国道252号〜麻生大橋〜県道343号〜国道400号〜西会津町〜国道49号〜県道384号〜国道459号〜福島・新潟県境越え〜阿賀町〜JR磐越西線三川駅〜県道14号〜新発田市〜県道202号〜国道290号〜県道402号〜胎内市〜国道7号〜村上市〜国道345号〜笹川流れ〜越後寒川駅(最北端。折り返し)〜国道345号〜国道7号〜胎内市ビジネスホテル泊。
この日、新潟県など日本海側で軒並み気温37度、38度をマーク。
福島県から新潟県に入った途端に標高を下げたせいか暑くなり、道路脇の気温表示が37度となっていた。新発田、胎内、村上、笹川流れも同様だった。
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スノーシェッドを抜けてたどりついた三島町滝谷の集落
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新発田市の外れから見上げた二王子岳(もう暑さにやられている)
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笹川流れから粟島を臨む(写真はさわやかだが実際はチョー暑い)
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JR羽越本線・越後寒川駅(となりの自販機でコーラ購入、一気飲み)
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南国のような白砂だが・・
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暑すぎて海に沈む夕陽は撮れなかった(夕暮れ時でも涼しさを感じない)
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23日 胎内市ビジネスホテル〜坂町〜国道113号〜新潟県関川村の荒川・JR米坂線に沿って遡上、
新潟・山形県境越え〜山形県小国町〜JR米坂線小国駅〜県道8号〜県道378号〜飯豊トンネルにて山形・福島県境越え〜JR磐越西線山都駅〜県道43号〜国道49号〜会津のべこの乳アイス牧場にてソフトクリーム休憩〜県道72号〜南方に雨雲発見、ファミリーマート北会津店からルート変更、国道401号〜会津若松市街〜県道64号〜国道49号〜会津レクリエーション公園〜県道376号で猪苗代湖西岸を南下、崎川浜湖水浴場で雨宿り〜国道294号〜勢至堂トンネルで天栄村〜県道292号、282号、岩瀬グリーンロード(旧白河街道)〜県道37号、281号にて白河市大清水交差点〜国道4号〜福島・栃木県境越え〜那須町〜那須塩原市別宅。

ニュースではこの日も日本海側は酷暑と告げていたので、逃げるようにして山形県へ向かい標高を上げた。県道8号線を走っている時に少し体が楽になった。
しかし会津盆地は標高が低く、再び暑さを感じる。雨雲レーダーとにらめっこ、猪苗代湖方面へ逃げるが途中でつかまった。レインウェアは着ることなく雨から逃走に成功。
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JR米坂線・小国駅(小国駅〜今泉駅は1年前の豪雨により現在も不通、代替バスが運行)
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飯豊トンネル(山形・福島県境)30年前はこんな立派なトンネルはなく、この道の東に五枚沢林道というハードな未舗装林道があった(1度だけXLR250で走破した。今も林道はあるらしいが・・)
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JR磐越西線・山都駅
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午前10時過ぎから乳幼児連れの親子に交じり、初老の男も独りソフトクリームを喰う(べこの乳アイス牧場にて。溶けやすくて急いで食べた)。駐車場に導水されている伏流水がありがたい。
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猪苗代湖へ雨雲から逃げてきた・・だが追ってきた
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猪苗代湖畔の湖水浴場でついに小雨に捉まる。幸いなことにこの後は別宅まで降雨なし
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24日 小雨の中別宅から南下、県道を走りつないで真岡経由で筑西市・八千代町・境町(国道294から八千代町経由の道は初めて走行)〜境大橋で野田市関宿〜江戸川右岸道路を南下。

今回のツーリングはざっくり言えば、栃木県北部から会津の細道をつないで新潟県下越へ下り、気温35度以上の灼熱地獄の中、笹川流れのハイライト部分を午後一番暑い時間帯に往復した(酷暑の地域へ突っ込むなど頭が悪いツーリング)。
翌日、胎内市から山形県の朝日連峰と飯豊連峰の中間の谷に入り、飯豊連峰の東端を大規模林道で越えて会津へ戻り、会津盆地を縦断、雨雲を発見して下郷村経由で白河へ下る最短ルートを断念し、猪苗代湖西岸から天栄村・西郷村を経由して白河南部から栃木県へ、といったルートをとった。
細道・峠越えを連続するので、一日に走行した距離はなるべく300km未満に抑えた。
アバウトだが21日が240km、22日が330km、23日が260km、24日が160km。ほぼ1,000kmとなった。下道オンリーでここまで長いツーリングは若いころオフロードバイクに乗っていた時以来で実に久しぶりだ。
最大の敵は暑さで、タンクバッグに保温・保冷水筒を入れて信号待ちなどで飲むことがあった。いままではハイドレーションシステムを利用していたが、これは水がぬるいし、ホースの味がしてまずい。それに比べればだいぶ向上した。それというのも、フルフェイスだとアゴ下からホースを突っ込むことになる(アゴの形状により入らない場合も)が、今年は夏のツーリングのためにジェットヘル(アライVZ-RAM)を購入したのだ。空気の取り込みと抜けも素晴らしかった。まだ内装の馴染みが弱くタイトなので、長く走っていると無性に脱ぎたくなる衝動に駆られる。そういうときは無理せずバイクを停めてヘルメットを脱ぐようにした。耳の圧迫感はいままで使用してきたショウエイEX-ZERO、アライRAPIDE-NEOに比べて少ないのがいい。
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わがW800のタンクカラー、濃紺にラメが入っているVZ-RAM(この「グラスブルー」はカタログになく偶然発見)

GoProによる走行撮影もあちこちで行った。今回、いままでの試行錯誤の結果、バーハンドルに取り付けるマウントと、タンクバッグ内のモバイルバッテリーからの給電にした。首にかけるネックレス式の物も新調して持っていったが、かえってスイッチが押しにくそうなので使わなかった。走っていると結構カメラが振動でブレるのだが、それなりの動画が撮れている。タンクバッグ内にはモバイルバッテリーがあり、それが電源。ピンマイクはタンクバッグのなるべく風が当たらない自分の腹との間にクリップで挟んだ。GoProに内蔵するバッテリーは持ちが悪く、熱暴走につながるらしいので使用を控え、モバイルバッテリーからの給電にしたが、録画を停止後自然にモニターが消えてから、次に録画ボタンや電源ボタンを押しても立ち上がらない。モバイルバッテリーからの給電コード(USB-C)を抜き差しして再起動させる他なかった。もうこのGoProも7blackというモデルで古いので、雨が降らない限りはフタを開けてアクセサリを繋ぎながら走っている(壊れてもいいやと思っている)が、本体そのものに問題が大きく、だましだまし使っていくのはもう限界。
DJIのOSMO ACTION 4が出たばかりだが、こちらの方がGoProにあるさまざまな問題をクリアしているらしい。自分の使い方なら一つ前の3でもいいのではないだろうか?冬のスキーのことも考えると欲しくなってきている。
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走行動画撮影スタイル

今回のツーリングの動画(走行中の前方を映しただけだが、エンジン・排気音付き。11分)をアップしておく。イントロだけはタイムワープの画像で作成している。