エース号・左ドアミラー破損と交換

めずらしく車のことについて。
先日、栃木県北部の別宅を往復したときの帰路。お盆近くの夕方、高速は事故渋滞、下道も混んでいる。いつもなら素直に茨城県南部で常磐道に乗ってスムーズに帰ってくるのだが、高速を諦めて下道で、しかもバイクで何度か通った道を選択して走っていた。
利根川を芽吹大橋で渡り、野田市に入ってすぐ、混んだ県道を外れて農免道路へ進路をとった。この農道、バイクなら全く問題はないが、車幅制限がある。
車でも1度か2度通った経験があるはずなのだが、今回迂闊にもドアミラーを畳まずに低速で両側鉄柱に挟まれた狭隘部に進入してしまった。左側でバキッと音がした時にはすでに遅し。ドアミラーが根元からもげていた。車幅制限されているくらいだから、すぐに路肩に車を止められるほどの道路幅はないのでしばらく走って状況を確認、もげたドアミラーはハーネスでドア横にぶら下がっていた。本来ならガムテープなどで落ちないようにして慎重に帰るところだが、テープは持ち合わせがなく、そのまま走行し柏インターから高速に乗った。駐車場に着いた時にはすでに暗く、写真を撮らずに帰宅した。

翌日朝、壊れた部分を写真に収めた。ハーネスでドアミラー全体がぶら下がっているが、ミラー自体は鉄柱に当たった瞬間に外れたらしい。根元の樹脂も割れていて、一つの部品だけの交換では済みそうもないのは明らか。
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壊れたドアミラー

少し考えた。ディーラーはもう夏季休業。まだお盆前なのでカー用品ショップへ連絡してみるか、街の修理工場に連絡してみるか・・・連絡しても替えのミラーが入荷しないことは十分あり得る。
ネットリサーチして、同じようにドアミラーを破損して自分で交換している人の動画を見た。AmazonでドアミラーASSYを扱っているのも発見。動画を見た印象では比較的容易に作業ができるようだ。助手席側ドアのプラスティック内張とひじ掛け部、窓の尖端にある樹脂3つを内張外しを使って外し、3か所ボルト・ナットで留まっているドアミラーASSYをリプレースすればいいだけの話だ。こちらはお盆はどこにも出かける予定がないのでたっぷり時間がある。

Amazonで約1万円のドアミラーASSYと内張はがしの道具を注文。合計12,000円ほど。ディーラーで純正部品に交換してもらうと工賃含めておそらくこの4倍はかかるだろう。リスクは自分で背負うことにして、DIYに踏み切った。

翌日内張はがしだけ先に到着したので午後の一番クソ暑い時間帯に炎天下でもげたドアミラーを外すところまで作業を行った。

まず、ドア内張を止めているネジ3か所を外す。ドアハンドルの奥にある1箇所と、ウィンドウ開閉スイッチの部分2箇所。結構ネジは硬い。ウィンドウ開閉スイッチを覆っているひじ掛け部の樹脂は簡単に外れた。ウィンドウスイッチとつながっているハーネスのカプラーを外す。
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ネジを3つ外し・・赤いのはドライバー
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ひじ掛け部を外し・・

次に内張(トリム)を下から外していく。これは硬くて少々苦労した。素手ではケガしそうなので軍手をはめてやや強引に外していったら窓の下の部分まで外れた。引っこ抜くことがコツだ。ただし、完全な1枚物ではないので外した後に力任せに引っ張ってズレた部分を修復する必要がある。内張を完全に外す前にドアミラーASSYの基部を覆っている樹脂カバーを外す。これは簡単だったが、カバー裏に付いている白い樹脂(これが金属の穴に入った時に広がって固定されるしくみ)を丁寧に3つドアの鉄板側から外して樹脂カバーの方に取り付けておく。
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内張を外し終わった

手持ちの簡易な10ミリソケットでは3か所のナットが回りそうになく、自分の準備不足を反省しながらいったん家に戻ってラチェットレンチと10ミリソケット、エクステンションを取り出して車に戻る。ナットをドアの中に落とさないように注意しながら外してドアミラーASSYの取り外し完了。
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ぶら下がったドアミラーを除去。穴は塞いでおく

まだ新しいドアミラーASSYが届かないので、届き次第作業の後半を行うことにしていったん中断。ドアミラーを外した部分は穴が生じ、雨が降ると水が浸入するのでダクトテープで仮に塞いでおく。ドアミラーをぶら下げて帰ってきた関係でドアの塗装にキズがついているはずだが、バイク用のサビ取りをウエスで擦って少し目立たなくしておいた。

翌日になってミラーASSY本体が届いた。さっそく中断した作業の続きを始めた。世の中はお盆渋滞真っ盛り。そして雨の予報は外れてクソ暑い。
新しいミラーをボルトナット3か所で留め、コネクタをつないで樹脂カバーを被せるだけなので、接着剤のいらないガンプラやミニ四駆の組み立てに近い。ドアの内側の大きな内張も外す時よりも簡単に取り付けられた。バチバチ音がするので押し込んでいけばよい。作業時間は全体で正味30分くらい。ドアミラーが開閉できることとウインドウがスイッチで上げ下げできることを作業中に確認して終了。作業途中の写真を撮り忘れるくらいスムーズだった。
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新しいミラーを取り付けたところ
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内側トリムも問題なく復元
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ミラーを閉じるとこんな感じ。右は純正の運転席側。違いは小さなフィンの有無程度。

ついでに近所で給油。軽油でもリッター152円もした。栃木県北部の往復時に沿道のGSの価格を見てきたが、どこもニュースで報じられているように高い。トリガー条項はすでに凍結されてしまって多くのドライバーは政府に裏切られた。補助金も漸減中で9月で終了する予定らしい。軽油はまだレギュラーガソリンよりもリッター当たり20円ほど安いが、ガソリンは近いうちに200円台(ある高速SAではすでに越えているらしい)に軒並みなりそうだ。長野県なんて日本全体で最もガソリンが高い地域なので、相当キツイだろうと思われる。
バイクはエストレヤもW800もレギュラーガソリン仕様(ハイオク仕様が一般的な大型バイクの中にあって珍しい)だが、今度給油する時には財布に痛みを感じるだろうなあ・・